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オフロード四駆まじめな与太話 2

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 石川雄一
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 最初にお断りしたいのは著者は美文家でもない上に考え方も偏向しているので複数の意味で読みにくいかも知れません。そういう意味では与太話です。ただタイトルにあるように私としては「まじめな」ことばかりだと思っています。
 この本の内容はオフロード四駆についての知識が少ない方々を対象にして書いたものです。ですからオフロード四駆についてエキスパートを自認される方には物足りない内容かも知れません。しかし、こんな考え方もあるんだなくらいに読んでいただければ幸いです。約8年間に渡って限定配布の会報に書いたもので材料としては多くあり取捨選択の上で更に二つに分けました。この「2」ではユニークなオフロード四駆を19台ほどと修理に伴うお話などをまとめました。

 なぜ四駆のコアなマニアを対象とした専門誌を主宰していた私が場違いとも言えるところにエッセイを書いたのはこんな背景がありました。俗に言う四駆ブームの頃にアメリカ市場の影響で多少はオフローダーとしての性能は犠牲にしても運転が楽で居住性が高い四駆が増えてきたことがありました。そして多くの乗用車ユーザーの方々が四駆に乗るようになりました。当時は最近のように乗用車の車台を流用してサスペンションや少し大きいタイアでマッチョ感を演出したSUVと言う腰高乗用車というものは多くはありませんでした。そのためにトラック的な四駆が街に山に溢れて見ていても危なっかしいと感じることも勿体無いと感じることもありました。そこで四駆について乗用車等と違うところや愉しみ方のようなことを少しでも伝えられればと思っていました。そんなところにマニアックではない四駆のエッセイを連載しないかと提案が来ました。
 書いたのは自動車雑誌カーグラフィック(CG)の読者のクラブでCG Clubという大きなクラブの月刊の会報でニューズレターという名前でした。当時のタイトルは「クロスカントリー本当の話」でした。書店で不特定の方に読まれる出版物と違って会員に限定されたものでしたがその分気楽さもありました。そして合計100回、約8年に渡り四駆についてのあれこれを書きました。

文字数は約53,000文字、写真は挿絵程度にモノクロのものを40点ほど適宜挿入してあります。
 
 CCV(クロスカントリービークル)関連の電子書籍は主にメカニズムがユニークなオフロード四駆について解説した資料性のある本と車全般についてのエッセイに類する本です。いずれもベースとなっているのは1990年から2008年にかけて出版された四輪駆動専門季刊誌CCVです。四駆の愛好家と言っても様々ですが私が興味があるのは機能を重視している反面装飾性の少ない四駆です。よって、あまり車の構造やオフロード走行に関心が無い方には偏った内容で面白くないかも知れません。amazon.co.jpで「石川雄一」を検索し著者ページをご覧になってください。あるいはWikipediaにも「CCV」という項目がありますので検索してみてください。 CCVは1冊1800~2000円という価格でしたが自動車専門誌としては異例にも広告掲載料に依存しない内容でした。ですから内容は正確であり実際にオフロードで走らせての内容でしたので読者さんには支持されました。筆者は文科系の人間ではなく機械好き・オフロード好きから間違って出版・執筆を始めてしまい、それを30年以上やって来ました。内容は正確だと自負していますが美文を書くのは極めて不得意です。また自分の考えを通すために商売としての出版は下手でしたのでアチコチに気を遣った内容にはなっていません。本来正しい事を伝えるべき出版が拝金主義やビジュアル優先で歪んでしまうのは根本的に間違いだと思っています。
 電子化では本の体裁もいろいろと試しましたが電子書籍では読者さんが読むのに使う機材がスマートフォンからタブレットPCと様々なので凝ったレイアウトをやっても無駄だと判断して文章と画像を並べただけのプレーンなものにしました。表紙も店頭で目立たせる必要も無いのでこれでいいと思います。文字や写真も拡大・縮小が可能なフォーマットにはしてあります。
 CCVのバックナンバーは弊社で在庫して通信販売を行っています。しかしCCV15以前は絶版ですし残っている号も少なくなっています。 弊社の在庫に対してのお問い合わせの多くは特定の四駆にご興味があって、その記事を求められる方です。専門誌1冊丸々が欲しいのではなく1件の記事だけの需要です。しかし、その記事だけをコピーして郵送することは版元であった大日本絵画さんの著作権の侵害になります。そこで記事を電子化しながら再編集してご提供させていただこうと思いました。過去の記事がベースのものは文章を現時点に合うように最小限の書き換えも行っています。写真もオリジナルがフィルムであったものをデジタル化したものもありますがCCVの記事ではモノクロだったものがカラーになっているものもあります。ということで私たちのように狭小な分野の情報を頒布させていただくには電子化しか方法はありません。このことから価格は低めに設定しています。ご興味を持たれた方はどうぞお読みください。また紹介する四駆の中には古いもの、軍用などで一般的ではないものもあり日本ではあまり知られていないものもあります。そのような紙の出版では扱われる可能性の低い車両についての情報を廉価かつ継続的に提供するのはこの分野の車両の産業機械としての文化を将来に向けて継承させるために意義あることではないかと思っています。