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仏さまが救うということ 『親鸞・他力の救い 中巻』

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: annyouzi出版
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前作上巻では、宗教はなぜ必要なのかを明らかにしました。
そこで本書中巻では、仏さまが救うということについて考えていきます。

まえがきより抜粋
Ⅱ、「いのちの呼び声」においては、「宗教的行為」ということについて考えていきます。
その際、親鸞聖人の『教行信証』における「行巻」を中心にして明らかにしていきます。
阿弥陀さまは一体どういう方で、その救いのはたらきとはどのようなものなのか?
また、名号という言葉とは一体何で、名号による救いとはどのような方法なのだろうか?
なぜ、「南無阿弥陀仏」の名号を称え聞くだけで救われるのかを明らかにします。
以上のことを「いのちの呼び声」では考えていきます。

浄土真宗の救いは阿弥陀さまを抜きにしてはありえません。
ましてや、仏さまの言葉(名号)なしには救いは語れないのです。
浄土真宗の救いには阿弥陀さま・名号が中心問題となってくるのです。
その阿弥陀さまや名号という言葉をやさしく、分かりやすく語ろうと試みたのが本書であります。

私は素晴らしい先生と出遇い、素晴らしい本と出遇いました。
本書を読めば、上記の疑問が必ず解消されるはずです!
親鸞聖人の教えに学びながら、仏さまの救いということについて一緒に考えていきましょう♪


【目次】
Ⅱ、いのちの呼び声 ―宗教的行為―「行」
諸仏称名の願 ―第十七願―
ⅰ、阿弥陀仏
阿弥陀さまの救いのはたらき ―救われ難き衆生の救い―
阿弥陀さまは衆生の身となる ―「苦悩の衆生を捨てずして」―
阿弥陀さまの安心したお姿 ―衆生の大問題は解決し決着されている―
阿弥陀さまの救いは不可能を可能にする ―ケタはずれに気が長い救い―
阿弥陀さまの救いは「無条件の救い」 ―そのままの救い―
阿弥陀さまは「真実」の御いのち ―「無量寿如来」―
阿弥陀さまとは自分のいのちを投げ出してくれたもの
―阿弥陀さまに「生かされた(包まれた)」生命―
金子みすゞの「はちと神さま」 ―いのちの環流―
ⅱ、名号
大行とは無碍光如来の名を称すること ―諸仏称名の願―
「南無阿弥陀仏」の名号は「宇宙的言語」 ―「言葉の言葉」―
称名は凡夫病を治す ―無明を破り志願を満たす―
阿弥陀さまの自然の法則に従う ―「ミズカラ」から「オノズカラ」へ―
阿弥陀さまからの呼びかけ ―本願招喚の勅命―
私個人の名前「固有名詞」で呼ばれる ―親鸞一人がためなりけり―
阿弥陀さまからの呼びかけが先 ―呼応する関係―
応じるとは「御恩報謝」の念仏である
―救いを頼む言葉ではなく、救うと呼ばれそれに応じた感謝の言葉―
西田幾多郎における「逆対応の表現関係」―背理の理としての「名号表現」―
阿弥陀さまから回向される行 ―衆生からは「不回向の行」―
「南無阿弥陀仏」は私たちが助かった証拠 ―妙薬の喩え―
父母のメタファー ―光明・名号のはたらき―
他力にこころをなげる ―他力といふは如来の本願力なり―
「このまま」の救いではなく「そのまま」の救い
―「弥陀にたのむ」ではなく「弥陀をたのむ」―
海の転じる作用 ―救われないものが救われる論理―
メタファー思想の重要性 ―親鸞聖人における「隠喩的真理」―


無宗教であると言っているあなたこそ、是非読んでみて下さい♪

【著者紹介】
浮島 範道(うきしま のりみち)
浄土真宗本願寺派 布教使。
福岡県に生まれる。
 二〇〇五年 龍谷大学文学部真宗学科卒業
 二〇〇七年 龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻修士課程卒業(文学修士)
 二〇一〇年四月~二〇一二年三月 九州大学 文学部 倫理学専攻 研究生
浄土真宗本願寺派 安養寺 衆徒

【著書】
宗教はなぜ必要なのか? 『親鸞・他力の救い 上巻』