お葬式はその地域の文化だったんですね。
★★★★☆
あちこちのお葬式に参列する機会が増えてきました。
でもその場所によって方法が違うので
戸惑う場面も正直ありました。
この本は各地の葬儀のあり方をつまみ食い的にまとめていて
「あぁ、こんなお葬式もあるんだ〜」という発見になりました。
おそらくこの本で書かれているのはまだ一部で
ほんとにたくさんのお葬式が存在しているのだと思います。
たしかに「雑学」として読んでおくと
お葬式に参列するときにも、余裕ができると思います。
葬儀屋の私がみても
★★★★★
私は地方で葬儀の仕事に携わっていますが、普段から葬儀の風習というのは本当に地方色が豊かなものだと感じています。そんな全国の葬儀の風習を葬儀相談員として全国を走り回っている著者がまとめ上げた本です。全国にはとても信じられないような風習や習慣がたくさんあるが、『大切なのは故人に対する感謝の気持ちです。』との著者の言葉に葬儀に携わるものとして感銘をうけました。
自分の常識が常識で無くなるとき
★★★★☆
葬儀相談員の方が書かれた本です。「香典は必ず白黒の水引ではいけない」と言う常識が地域が変われば紅白の水引でもいい地域があるそうです。
私も棺桶は四角い物と思っていましたが、風呂桶のような棺桶の地域もありました。
棺桶を紐で吊って担ぐところも見たことがあります。
葬式のしきたりは様々有りますが、一番大切なことは「いままで本当にありがとうございました。安らかにおやすみください」と心から伝える事がいちばん大切と教えてくれます。
一度は読んで置いた方がいい葬式の知識が満載です。
葬儀って奥深い風習なんだなぁ・・・
★★★★★
一見難解な葬儀という儀式。しかも地域によってそれぞれ違う風習というのだから、やっかいだ。それを分かりやすく説明してくれている。ただの葬儀ノウハウ本ではなく、民俗学的な見地からも興味をそそられる。こういう視点で描かれる本って、これまでなかったんじゃないかなぁ。おもしろかったです。