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気になる子がわくわく育つ授業 成功事例編―LD・ADHD・アスペルガー症候群

価格: ¥2,400
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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読みやすいのにとっても深い。勉強になりました。 ★★★★★
中3を頭に、3人の息子を子育て中の母親です。
品川裕香さんの著作を読むまでは「特別支援教育」といったら、「無理させない、わかってあげる」という図式しか私の念頭にはありませんでした。
でもこの本の第1章「2008年の当事者たち」を読むと、それではその子が成長したときに社会に出て生きられない、やはりその子に合った教育的訓練は必要なのだ、とあらためて痛感します。第2章では、不登校児童・生徒の数やいじめの実態、子どもの鬱状態、ニート・若年フリーター・ネットカフェ難民のことなど、マスコミで断片的に見聞きして気になっていた事柄の現状が具体的な数字で紹介・分析されています。またそれらの現状を踏まえて、自立・社会参加を目標に、すべての子どもたちが実質的教育を受けられるよう、どんな視点に立ったらよいかも示唆しています。そして第3章では39の成功事例が具体的に紹介されています。「よくある事例」がマンガでも示されていて、ホントは深くて難しい部分もあるはずなのにとても読みやすくなっています。なによりいいのは、「じゃあどうしたらいいの??」とモヤモヤした気持ちになったところで、「こうしたら?」という感じで成功事例が紹介されているところです。読んでいてほっとできます。
書店では教育の専門書の棚に並べられている本書ですが、学校の先生や発達障害の子をもつ保護者だけでなく、子どもに関わるすべての大人に読んでもらいたい内容です。そうすれば誰にとっても住みやすい社会がきっと実現するはずです。
表紙にだまされた。いい意味で。 ★★★★★
表紙を見て、よくあるマンガの教室での対応集かと思ったら、品川さんの今までの取材の集大成だった。
「心からのごめんなさいへ」から注目していた著者でしたが、宇治方式の話も含みつつ、最初に当事者の個人個人の気持ちから入って、教育にかかわるすべての大人がどうあるべきか、指し示してくれている本です。
いろいろな成功している取り組みも具体的に書いているし、失敗例に、何が足りなかったのか、どうすればよかったのかというのも、分かりやすく解説してあって、専門用語を知らない人でも分かりやすいと思います。
ただの対応集を読むより、心構えが明らかに違ってくる良いテキストだと思います。
校長先生には、ぜひ読んでいただきたい!