こりゃあ生で見た人ぁ幸せもんだヮ!
★★★★★
Bernard Purdie(d)
Chuck Rainey(b)
David T.Walker(g)
Sonny Phillips(org)
Bill Bivens(ts)
Virgil Jones(tp)
Pancho Morales(conga)
Lou Donaldoson(as)
93年7月渋谷On-Air Tokyoでのライブであります。
これと同じ音源のCDも出ていますがそちらの方が1曲多くて入手困難。
しかしながらこんな2度と有り得ない面子をまさか映像で見れるとは!
セッションの主役がパーディーさんであることは一目瞭然
司会進行からバンドの指揮まで仕切りながらもこのグルーブとパワーは圧巻です。
タイタンアップではホーンセクションの一員に組み込まれている光景が貴重ながらも
全6曲のうち持ち曲が3曲を取り上げてられてうち2曲も歌ってるルーさんは
当然ながら別格の扱いというところでしょう。
しかし演奏面で1番の存在感を出していたのはデビットTウォーカーのギターでした。
解説書の裏の公演前のフライヤーにもしっかりCornell Dupree:Guiterとある通りで
ほとんどドタキャン病欠の代役だったというのに、
ひとたび音を鳴らせば全て持っていってしまうくらい惹き付けられる素晴らしい演奏でした。
個人的にもっとも映像が嬉しかったソニーフィリップスさんは
トレードマークのぴっちりニット帽にサングラスでビシッっとスーツで決めて
オルガンの音量とプレイ中の動きこそ控えめだったものの
スタイリッシュさではピカイチで、並んでネクタイ姿でお洒落な髭とサングラスの
デビットTとの有り得ない2ショットのカットなど永久保存版って感じ。
それから後半でソニーさんのグラサンを外した顔を見られたのもお宝でした。
それはともかく全ソウルジャズファン必携の一枚と言える内容。
入手可能なうちに是非!!
ソウル・ジャズ界の巨人達
★★★★★
錚々たるメンバーがリラックスした雰囲気の中、
最高の演奏を聴かせてくれます。
バーナード・パーディー(ds)
チャック・レイニー(b)
デヴィッド・T・ウォーカー(g)
ルー・ドナルドソン(as)
ソニー・フィリップス(org)
パンチョ・モラレス(perc)
バージル・ジョーンズ(tp)
ビル・ビヴンス(ts)
冒頭、タイトゥン・アップでベース1本からギター、オルガンと音が重なっていき、
パーディーのドラムが「スタチータッ!」と入った瞬間はブルッと震えてしまうほどカッコ良い。
ホワッツ・ゴーイン・オン、コールド・スウェット、アリゲーター・ブーガルなどの名曲がズラリ。
ドラムはひたすらメロディアスでグルーヴィ。
T・ウォーカーのギターも最高。
こういうふうに歳をとれたらなあ、と思うほど素敵なメンバー達。
レア・グルーヴなどという安っぽい言葉では表せない、本物の音楽があります。
タイトゥン・アップだけでもKOされます(^^;
★★★★★
'93年に渋谷のライブハウスで行われた名演の記録。どの人もファンキー野郎度(^^;では引けをとらないのは承知の上ですが、やはり、要はB.パーディ(ds)。
冒頭[1]からノリにノッたバチさばきを披露。B.パーディ自身の思い入れもあろう[5]は言うに及ばす、先ずはこの天性とも言えるグルーヴ・マスターの前にひれ伏すこと必至です。
もう一人、個人的な思い入れが強いのがデビッドT.ウォーカー(g)。年季の入ったソロ、絶妙のリズム感で魅せるバッキング。[3]でのソロに鳥肌を覚えるのは(ファンなら)皆同じではないでしょうか?
こぼれ話ですが、元はgとしてC.デュプリーが参加予定だったらしいです。が急にNGになり、代役としてデビッドTが参加。うーん、もしC.デュプリーが演っていたら、、、それも凄く興味が湧きますね。
そして、ブルーノートの諸作でもソウル・ジャズの伝道師?として鳴らしたL.ドナルドソン。まんまブルースである[4]などを聴けば、奥底にあるのはジャズ・マン魂?ではなくソウル・マン(いや、ブルース・マンか(^^;)のそれである事は一目瞭然かと。無論、大ヒット作からの[6]もしっかりとプレーしてくれています。
いやはや、ソウル系ジャズに心動かされる方、参加メンバのだれか一人にでも興味がある(ファンである)という方はには一聴をお勧めします。
動くデイヴィットT.ウォーカーを見ることができるだけでも、(私にとっては)とんでもない代物なのです(^^;