やっぱりスンゴイですね
★★★★☆
ファンク・マスター、下っ腹にドスンとくる程タイトでありながら、誠に軽やかなバチ捌きを堪能できるB.バーディー(ds)。その重鎮ドラマーのリーダー作である"Purdie Good"('71年)と"Shaft"('73年)を2イン1にて聴けるお徳盤。
実際には'71年と'73年の間にもリーダー作はあるようですが、この2作品が同一レーベル(Prestige)であることからまとめられたのかも知れません。
"Purdie Good"でのお気に入りは、今なおライブなどでも演奏される[1](併せて、G.エドワーズの懸命のbプレーも聴いてください)。また同様の激烈ドラムという点では[5]もかなりのもの。"Shaft"からはクルセイダーズ(W.フェルダー作)の[8]の柔らかさと、同じdsであるB.マイルスのソロ作から選曲されている[10]を推します。
当たり前と言えばそれまでですが、全編、ソウル・ジャズ一色。でも、[11]などみ見られる柔らかいelpの音やスローな曲を織り交ぜてありますので、それ程の汗臭さ(?)は無いと思います。