Good
★★★★☆
私はずっとこの盤を愛好してきたのだが、最近になって1980年の来日盤を目にしてしまい、残念ながらこっちは聞かなくなってしまった。
キャストでイチオシなのは、
フィガロ=プライ
スザンナ=マティス
伯爵夫人=ヤノビッツ
伯爵のディースカウも上品でいいのだが、少し単調。彼はやはりリート歌手としての方が良い。 トロヤノスのケルビーノも上手だが、来日盤のバルツァ、もしくはザルツブルク音楽祭でのマティスの方が若さが出ていて素敵。
上三人は、いずれも最高のフィガロ、スザンナ、伯爵夫人だと思う。スザンナは、ポップと迷うところだが。 伯爵夫人の高貴で実はヤンチャなところが出せるのはヤノビッツだけ。そしてプライのフィガロは・・・・最高。彼はまさにフィガロを歌うために生まれたのかも?