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サブウェイ・パニック [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   ニューヨークの地下鉄、ぺラム駅発123号がブルー(ロバート・ショウ)ら4人の男にジャックされ、1時間以内に100万ドルを届けなければ、1分にひとりずつ乗客を殺すと宣言。地下鉄公安部のガーバー警部補(ウォルター・マッソー)は構内に警官隊を送り込みつつ、100万ドルの手配を市長に要求するが……。
   アメリカ映画の娯楽にかけてはとことん貪欲な姿勢とその実践をとことん思い知らされるサスペンス・エンタテインメントの超傑作。ある種の密室ともいえる地下鉄から犯人たちはいかにして脱出するつもりなのかといったトリックや、警察と犯人たちとの緊迫したやりとり、またそうした状況下でも決してユーモアのセンスを失わないゆとりある演出などなど、どこから斬っても1級の見ごたえある作品に仕上がっている。監督は『マッカーサー』などのジョゼフ・サージェント。これは彼の最高傑作であるとともに、映画史上に残るべき娯楽映画の鑑である。(的田也寸志)
最近のリメイク版より面白いかと思って見てみましたが・・・ ★☆☆☆☆
残念ながらハラハラドキドキの無さ加減は、最近のリメイク版と同様でした。
むしろこちらのほうが古きよき時代というかんじののんびりした展開で、スリルやサスペンスはさらに希薄でした。
そういった演出的なことをおいといたとしても、地下鉄というハイジャックには不向きと思われる閉ざされた空間で
犯人たちがとった策そのものが、なんの意外性もないお粗末なものであることが致命傷です。
唯一生き残った犯人を尋問するラストシーンだけはちょっとしゃれてましたが、星の数を多くさせるほどの
ものでもありませんでした(笑)。
傑作 ★★★★★
話には聞いていたが今まで見ていなかった。リメイクの「サブウェイ123」の方を見てからこちらを見てみるという極めてイレギュラーな見方になりました。リメイク版もなかなか面白いと評価したのですが、これを見た後ならはっきり言って「リメイクは駄作」ということになります。まずロバート・ショーは普通は「ジョーズ」のというところでしょうが通の私には「ロシアより愛を込めて」のローバート・ショーであります。渋いですね。いい味出してます。こういう役はピッタシです。最後も彼らしい雰囲気と共に。最後という意味ではこの映画の最後の終わり方は圧巻です。ここのシーンだけ知っている人も多く、ウォルター・マッソーは意外とこのシーンで有名かもしれません。実に印象深い。それと日本の地下鉄会社のサラリーマンの4人が出てきますが、当時の日本人に対するアメリカの一般的な気持ちがそのまま表れていたのかどうかは分かりませんが実に摩訶不思議な人種として表現されてます。変な4人組で面白いですけれど・・・。今もあんまり変わらないかも??
傑作!!! ★★★★★
最初から最後まで一時たりとも緩みがない。
なんとも粋な、素晴らしい作品です。
ロバート・ショウはクールな悪玉でこそ生きる。
マッソー、バルサム(上手い!)ほか配役が素晴らしい!
犯人側はいたって真剣なのに、
日本人視察団や誇りを持って仕事をしている地下鉄職員に警官、
風邪の市長にずっと寝ている乗客のオバチャンなどなど
全体を通してどこか緩〜いユーモアの感覚が心憎いです。

ニューヨーク地下鉄全面協力(かなり揉めたようですが)、
そしてニューヨーク・ロケ。
今まで観たことのない類の犯罪映画の金字塔。
永久保存版です!
良くできたサスペンス!吹き替え付きで一石二鳥 ★★★★★
「フレンチ・コネクション」や「チャイナタウン」のおかげで70年代犯罪映画が、最近のマイブーム(笑)

そんな中で、「サブウェイ123」の元ネタだという本作を観たワケなんですが、

面白いですなぁ!プロットもさることながら、キャラクターが魅力的!

たぶんタランティーノはこの映画から「仲間同士を色で呼ぶ」というアイディアを頂戴したのではなかろうか?

全編に緊張感とユーモアが溢れており、ラストのウォルター・マッソーのあの表情は最高だ!

犯罪アクション系の映画が好きな人は是非!観てない人は損してます!
無駄のないサスペンス! ★★★★☆
1974年版の元祖「サブウェイ・パニック」。

1998年版および2009年版とリメイクを重ねるに連れ、物語の枝葉が追加されていくが(2009版はストーリーそのものもかなり変わっているが)、物語に必要な要素は元祖版で充分描かれている。派手さはないが、無駄のないサスペンス映画の見本のような構成だ。

ただ、犯人たちがどのような関係で、なぜ、地下鉄をハイジャックしなければならなかったのかという部分については省略されている。
それゆえに無駄のないストーリーになっているが、同時に「人間ドラマ」としてはやや物足りなさを感じるかもしれない。

2009年版はその欠点を補った作りになっているので、見比べてみると面白いと思う。

また、マイクを通して犯人と交渉する者の言葉遣いが、それぞれのバージョンで大きく違うにも興味深い。1974年版のガーバー警部補(ウォルター・マッソー)は、犯人相手に感情的とも言えるかなり乱暴な言い方をしているが、2009年版ではニューヨーク市営地下鉄の指令係であるガーバー(デンゼル・ワシントン)が、実に慎重な言葉遣いで交渉を行う。

これは犯人との交渉術が科学的に研究されてきた時代の流れを象徴しているのかもしれない。