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禅・チベット・東洋医学: 瞑想と身体技法の伝統を問い直す

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: サンガ
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広汎な知識と深い経験を有する二人の話頭は、現在の仏教が抱える問題、欧米からの逆輸入の形で広まりつつある瞑想文化であるマインドフルネスの危うさ、精神文化の危機、そして生命が本来持つポテンシャル、瞑想のための身体論、よい転生のための死の技法など、刺激的な話題に溢れ、時間と空間を縦横に飛翔します。

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異なる仏教伝統間の対話を僕は「仏教間対話」と呼んでいますが、「これからの仏教」のあり方をみんながのびのびと探究していく上で、仏教間対話は一つの欠かせない作業だと思います。永沢さんとは仏教だけでなく、東洋医学や野口整体、そして身体論といった「人間の身体性」への同じように強い問題意識を共有しあっていますから、お互いが興味のあるトピックを即興で出し合いながら、魂の赴くままに展開した対話の時間は、実に愉しいものでした。二人の非常に多岐にわたる対話の中に、読者の皆さんにとって何か一つでもピカッと光るものが見つかれば、とてもうれしいです。もっとあったら、さらにうれしい。(藤田一照)

わたしたちの生きる時代は、欲望によって動いている。現在では、さらに怒り、憎しみ、嫉妬をあおりたて、より大きな分裂と対立を作り出す言葉が、大きな力を持ちつつある。そうした世界のありようを超えていく方法はあるだろうか?仏典は、わたしたちの存在をあるがままに照らし出す心の本性を、鏡やランプにたとえている。真っ暗な部屋に、ランプを持って入る。すると、闇は一瞬にして消え去る。ひとりひとりが心のランプを灯し、あるいはそれを発見することで、じぶんの心と世界をおおう闇を取り除く。そのいくつもの道筋について、わたしたちは、考えようとした。(永沢哲)