この紅茶は九州大隅諸島で古くから栽培されている在来品種で作りました。 アッサム系の紅茶品種で、緑茶にしますと独特の香気があり、やや渋めのお茶ですが、醗酵さすことで渋みは旨みに変わり、キレのある個性的な屋久島ならではの紅茶になりました。

屋久島醗酵茶はすべて有機JAS認定の大崎農場で作られており、化学物質過敏症の方にも安心して飲めるお茶作りに取組んでおります。

当紅茶は、茶葉の等級区分をしておりません。『フルリーフ（大きな茶葉）』も『やや細かな茶葉』も一緒で醗酵させた時のままでございます。 短時間（約1分半）で抽出すれば『フルリーフ（大きな茶葉）』の花のような香りと上品な風味を、ストレートティーとしてお楽しみ頂けます。 渋みと甘みのバランスが良いので、毎日飲んで飲み飽きないオールマイティーな紅茶です。

屋久島の温暖な気候は虫たちの繁殖にも適しており、茶葉も虫の被害からは免れられません。しかし、虫に傷つけられた茶葉からは外敵から身を守るために、ファイトアレキシンというポリフェノールが作り出されます。傷ついた茶葉を醗酵さすことで、このファイトアレキシンが“旨み成分・香り成分”へと変化していきます。自然との共存共生の中で産まれた醗酵茶です。