『オオクジャクヤママユの夜』に、感動!
★★★★★
最近『完訳・ファーブル昆虫記』が好調なProfessor奥本大三郎先生訳の、小学校高学年以上向け・ファーブル昆虫記の決定版。
完訳版ではないものの、要点を解りやすくまとめた内容は、大人にも十分満足できる内容です。
3巻は、ファーブル先生が『性的誘引フェロモン』の発見まであと一歩のところまで行った、オオクジャクヤママユの実験が書かれています。
私にとっては、ドイツでアリザリンが人工合成された時の記述と同じくらい『残念!』と思うところですが、蛾が苦手な人にはちょっと・・・でしょうか?
文庫版も出ていますが、挿絵も多く解り易いので、子供向けにはこちらをお勧めします。
虫が苦手な方や、もちろん虫が好きな方にも、大いに推薦させて頂きます。