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Explorations

価格: ¥1,693
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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   ビバップ~ハード・バップ時代のジャズ・ピアノは、右手でメロディを弾き、左手でコードを押さえるバド・パウエルのスタイルが基本形だった。しかし、ビル・エヴァンスは両手を自在に使い、マイルスが夢中になったモード・ジャズをピアノに移植、それまで聴かれなかったような斬新な演奏を行った。
   また、パウエル型のトリオでは、ベーシストとドラマーは主役のピアニストをサポートする脇役にすぎなかったが、59年に結成したエヴァンスのトリオ(ベースはスコット・ラファロ、ドラムスはポール・モチアン)は、3者が対等の関係でインタープレイを行った。
   エヴァンスのトリオは、何もかもが新しかった。その最初の成果を記録した作品が59年録音の『ポートレイト・イン・ジャズ』。本作は同じコンセプトによる61年の作品で、「ナーディス」「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」といった人気曲も演奏しており、エヴァンス・トリオのすばらしさを満喫できる名作だ。3人が互いのアイディアを交換しながら進めていく緊密な演奏が、スリリングであり感動的。(市川正二)
ビル・エヴァンスの中でNo.1! ★★★★★
レコードの頃は、しっかり、レコードラックにあったので、
ステレオの前で聞いていたが、、、、。
CDになると、このアルバムは大好きなので、いろいろ持ち運んで、
時々どこかに行ってしまう。
あれあれ、どこにいったのかな?と思っていると,
また,そのうちに、でてくる。
そんな存在のアルバム。
(今はipodなど便利なものがあるにはあるのですが、、、。)
来日公演(そのCDもおすすめです)の後、
興奮しておなかがすいて,ラーメンを食べて、
家に帰ると,父親に「ジャズを聴いて,ラーメンか!」と言われて,
ふくれてしまった。
このジャケットの彼の顔が,にやにや笑っているように見えた。
陽だまりの温かさを感じる「Haunted Heart」 ★★★★★
数年前、自身ジャズに入門するきっかけとして、本頁掲載の名レビューの数々にお世話になった。
ジャズに入ったきっかけの1枚であり、購入の決め手はすばり「知的さを漂わせるジャケット」。
半ば博打のようなセレクトだったが、これが大当たり。本作を皮切りに、ジャズ探求の世界を広げてく
れた忘れられない1枚である。

演奏内容の詳細は他レビュアの方々が素晴らしいものを書いているので省略する。

ビル・エヴァンスの初期の代表作群として有名な「リバーサイド4部作」の中では、比較的知名度の低
い盤であるが、各曲とも「かちっと」した完成度の高さを追求した粒揃いの名演に溢れており、一方で
ジャズ初心者にも入り易い間口の広さを感じさせ、個人的には4部作中一番の愛聴盤である。

収録曲では、風変わりな和声進行が耳に残る「ナーディス」、洒脱さに富んだピアノフレーズで心浮き
立つ「スウィート・アンド・ラブリー」等が特に思い入れが深く、全体的にどこか軽妙さと人懐こさを纏っ
たトーンで統一されている印象があり、よく気候の良くなった春先に本作品を通して流すことが多い。

それら秀逸な曲群の中で1曲選ぶとすれば2曲目の「ホーンテッド・ハート」である。自分が惹かれた「
日差しの差す窓際で佇むエヴァンス」のジャケットのイメージに最も近いのがこの曲だと思う。エヴァン
スの奏でる抒情たっぷりの旋律と音色は、柔らかな日光の温かさと淡い色そのものであり、曲全体に
漂う穏やかさは、聴く側に陽だまりの温かさを感じさせ実に感動的だ。
音で色を感じる共感覚という能力を持つ人がいるらしいが、この曲はそれに近い感覚を与えてくれた。

演奏メンバーは精鋭揃いだが、比較的尖った部分を抑え優しさとユーモアに満ちた空気を持つ名作だ。
永遠のピアノ・トリオ ★★★★★
ジャズ史上最高のピアノ・トリオアルバムであり、私にとって永遠のアルバムでもある。
ここでエバンス・トリオが醸し出す緊張と弛緩、抑制とリリシズム、理と情の音楽的バランスの見事さは、いかなる言語表現も超越している。同時期の傑作とされるリバーサイド他作品に見られるような曲想、演奏のばらつきが一切無く、あの「Israel」から始まる全ての曲が流れるように淡々と演奏され、かつ一曲一曲が素晴らしく、アルバム全体が一つの芸術作品として完結している。このようなジャズ・アルバムは滅多にあるものではない。
「ワルツ・フォー・デビー」の3倍美味しい ★★★★★
ビル・エヴァンスに駄盤はありませんがベストはこの一枚でしょう。
スリリングでダイナミック!ビル・エヴァンス・トリオならではの三位一体ジャズが堪能できます。

捉えよう次第、地味か?おいしい所どりか? ★★★★★
いわゆるリバーサイド四部作と呼ばれる作品の中では一番目立たない存在だろう。
1959録音の前作「Portrait In Jazz」、同年に録音される「Waltz For Debby」、
「Sunday at The Village Vanguard」に挟まれる形な訳だが、前作の水の流れのような
完璧さとも違い、のちの躍動感溢れるプレイとも、また違うアプローチを聞かせてくれる
作品だ。そういう意味では、ある意味両方を繋ぐ架け橋的な作品で、内容も、ささやかだが
実験的な色合いが濃い気がする。

この作品の面白いのは、起承転結のあり方だろう。全曲中最も、昂然とした仕上がりになってる「Israel」から始まるSide1は、消え入るように終わる「Elsa」で幕を閉じる。
そして、Side2は徐々に闇から浮き出るような怪しさがある「Nardis」から始まり、ラストは
これでもかってぐらいアグレッシブな「Sweet and Lovely」をもってきたりする。
普通に考えれば、何か異質な感覚を受ける流れは、題名通り探求心をもって臨んだ結果なのかもしれない。
サウンドに関していえば、ドラムとベースはやや抑え気味で、ピアノも、どちらかというと
繊細でデリケートな出来になってる。つまり普通に聞けば、地味な印象がぬぐえず、何か
欠けてるんだが、それでも聞くのは、もう言葉じゃなくてフィーリングなんだろう。

悪い意味じゃないんだが、この作品は、ポートレイト、ワルツ、ヴィレッジ・ヴァンガード、
の3枚を聴いてから、手を出したほうが、満喫できるのかもしれない。