もし自分が『木村カエラの代表作は？』という質問を挙げられたら間違いなくこのアルバムと答えるだろう。

１曲目からおもちゃ箱をひっくり返したろうな軽快なメロディーで始まる『L.drunk』、王道的バラードの『Snowdome』
亀田誠治が作曲した『dolphin』、軽快なロックチューン『JOEY BOY』そしておそらくこのアルバムの核になっているであろう曲『TREE CLIMBERS』
など、このアルバムは本当に捨て曲が無い素晴らしい出来となっております。

もし食わず嫌いの人がいたら、取りあえず１度でいいからこのアルバムを聴いてほしいです。彼女のイメージ変わると思いますよ。

不思議な雰囲気が味わえる「dolphin」、が特に良かったです。今まで聞いたことがないような曲でした。なんでこんな曲作れるんだろ?と疑問で一杯です。「ワニと小鳥」を聞いていて思ったのは、たぶんこの人、哲学チックというより哲学者!曲と歌詞に注目して聞いてみることをオススメします。

なんか全体的にすごい
アゲアゲでカエラのアルバムで
一番大好き

でもそん中で『dolphin』
みたいな爽やかバラードが
ちゃんと入ってるのも
またいいですね。

私的に『きりんタン』
『TREE CLIMBERS』の
2曲がベストです

あらためて聴くと、楽曲もとがってるし、アルバムのバランス的にも一番良い気がします。楽曲をプロデュースした人達個々の音楽を考えると、とてもおもしろいアルバムだなと、今更ながら思います。もちろんカエラちゃんは最高です。名盤ですね！

あえてベストアルバムではなく、この作品にレビューを書くことにした。何故なら長い間、音楽に携わってる者としては、最近5年くらいで簡単にベストアルバムを制作してしまうところが何とも寂しいからだ。集大成ベスト=ラスト的な感じが否めないからだ。カエラほどの才能を持ったアーティストというものは、そんなにいるもんではない。だから10年も20年も、がんばってもらう為に、ひたすらオリジナルで勝負してもらいたかったんだが。ところで、このアルバムで好きな曲はL.drunk、dolphinが気に入っている。ベストには収録されてない名曲だ。もちろん全曲、素晴らしいのは言うまでもない。