小さい子だからこそ本物を見せたい。
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ねこ、らいおん、さるから、なまけもの、はりねずみまで、お母さんがどうやって子どもを運ぶかが、今は亡き薮内さんの、とても精巧で写実的な絵で再現されています。おなじみの『どうぶつのおやこ』は文字がないので、読み聞かせのときお話ししにくいという人にはこちらがいいかも。
そうか、ぞうのお母さんは子ぞうを鼻で押して歩かせるのか、など大人でも発見があるし、なにより、穏やかな顔のお母さんと、安心しきった幸せそうな子どもの様子に微笑まされます。赤ちゃんだから細かいことはわからないはずだ、といういい加減な妥協のない、安心して楽しめる本物の絵本です。
あかちゃん
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おかあさんはこどもをどうやってはこぶか、かいてあります。
ただ、それだけなのにこの世界にひきこまれるのはなぜか。
心地よい繰り返しにポイントがあります。
繰り返すことで、次は何かな、と興味をもって見ることができます。
また、こどもをどうやってはこぶか、意外!というものもあります。
ねことらいおんは、こどもを口でくわえてはこびます。
みんな知っているかな。
続きは、自分の目で確かめてみてね。
愛情たっぷり
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ただ赤ちゃんを運ぶときの様子を描写しているだけなのですが、子を想う親の愛情はどの動物も変わらないんだなと思います。知らず知らず育児ストレスが溜まっているときに、この本を見ると自然に涙があふれます。
またある時「おさるさんはお母さんのことが大好きで、ぎゅっとしているんだね」と言ったところ、子供は嬉しそうに頬を寄せて抱きついてきました。うまく言えませんが、子供も大好きな絵本です。
母の心
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ほかのレビュアーの方も書いておいでのように、絵も素晴らしいのですが、
私は文の方が好きです。
たたみかけるように、さまざまな形の母と子どもの姿が描写されていく中で、
最後に、母を信頼しきって一列になって続いていく子供たちの姿に胸をうたれます。
最初の子の育児が大変だった時に、励ましてくれた1冊です。
動物の親子
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動物の親子が出てくる絵本です。絵が細かくとてもきれいで、写真のようです。単純ですが、ほのぼのとした心温まる絵本です。親子の情が伝わってくる絵柄です。