次は千明とバーディーの対決か
★★★★★
アニメオリキャラの中杉小夜香の登場ばかりが話題になるEvolution第2巻ですけれど、巻末に重要なキャラが再登場します。
素手で獣人を次々に倒す自衛隊第4特務隊「ザ・フォース」の隊員達。バーディーも驚くその強さは、実は獣人たちに使われた「スピリッツ」を改良した獣人化新薬を服用したためでした。
バスの屋根の上でバーディーがにらみ合った第4特務隊の隊員は、「チョビ」と呼ばれています。仮面をかぶった彼の正体は、「スピリッツ」によって獣人化した千明和義でした。争いを嫌う心優しい少年は、自衛隊の隊員になっていました。
第4特務隊の任務は獣人退治と、「アンノウン」のコードネームで呼ばれるバーディーの対決です。つまり、千明は物語の進行によってはバーディーと対決する可能性があります。かつてバーディーに燃えるような恋心を抱いた千明と、すべてを賭けて千明を守ろうとしたバーディーが、戦うかもしれないのです。
それを考えると、ますます目が離せません。
まだまだこれから
★★★★☆
ヤンサン時代のバーディーは作者のゆうきまさみ氏が元々少年誌中心に活動していたせいか、前半は描いている内容の割にはライトな作風であった。
しかし、後半から徐々にハードなシーンが増え、より青年誌らしくなっていったと思う。
スピリッツで再スタートしたバーディーは一見、今までと同じように思えたが、どことなくダークな空気を孕んでいる気がする。
後味の悪さというか…。
それにしても、今更ながらヤンサン休刊は痛かったなあ。
話が盛り上がってくるまであと数巻は待たなくちゃならないから。
中杉さん登場でさらに話は膨らみます
★★★★★
新展開で名前を変えた鉄腕バーディーの2巻目、最新刊感想です。
今作では、バーディーが2年の眠りから完全復活。いよいよアグニケミカルの残党たちと戦いはじめようとするのですが、、そこに現れたのは特務4課という別の意味でのアグニケミカルの遺産で作った人体改造兵士たち。彼らは、素手で怪物化した人間たちとも戦えるとともに、超人的な回復力をもっています。彼らが目指すべきは宇宙人たちとの戦い。しかし、そこには宇宙人たちの巧妙な介入もあり、、とSFとしてもきちんと伏線が張られて行っていて、まだまだ物語は膨らんでいきそうな気配で喜ばしい限りです。
これもひとえにヤングサンデー廃刊という危機を乗り切り、ビッグコミックスピリッツで安定して描ける環境が整ったからなのでしょう。めでたい事です。
そして、この巻では嬉しいことがもう一つ。中杉さんというキャラの登場です。彼女、アニメ版の「鉄腕バーディー DECODE」のオリジナルキャラで、アニメ版ではなくてはならないメインキャラだったのですが、それが本編にも出て来ました。漫画で読む限りではアニメ版とは違った展開になって(アニメ版を見ていたら理由はわかりますが、見ていない人のためにあえてネタバレなしで)いて、このぶんなら、こちらも長い展開の中でしっかりと居場所を見つけてくれそうです。
そういうわけで、なかなか面白かった第二巻です。
ラブコメ
★★★★★
中杉さんという新キャラクターが登場し、つとむとのラブコメを繰り広げます。帯によるとアニメ版からの移植だそうです。自虐的なつとむが滑稽であり、切なくもあります。「君の好きな僕は僕じゃない」みたいな。しかし高柳さんの件もあったしなんだか心配。予告ページを見るといっそう不安をかき立てられます。どうかお手柔らかに。
自衛隊はついにより自律したビーストを誕生させ、特殊部隊を結成した。恐ろしい話なんですが、メンバーが軽いノリで以前の3(4)人組ビーストより人格がまともなので落ち着いて見られます。久しぶりのヒトも出てきますし。しかし彼らは本来的に対宇宙人部隊なんですよね。矢面に立つのは結局バーディーになると。でも対決が楽しみです。
久しぶりといえばカシューさん、あなたはいったい何を?なんだか「LOST」(Season4)を見てるみたいです(わかりにくいかな)。
異動後、少し複雑になった?
★★★★★
ヤンサンから異動後、EVOLUTION名義の二冊目となる。
異動を機に、ヤンサンの時代に脇役で少し出てたキャラや新キャラやらがどんどん出てきて、少々把握するのに混乱する。
相変わらず絵はうまいし、ストーリーもこなれてきた話なので引き込まれる。
毎巻の最後が、次巻への期待を持たせる作りも良い。
ただ、今巻でひとつだけ苦言を呈するとしたら・・・
ストーリー上必要としても、青年誌に男の裸(しかも軟弱型の主役の)を見せられるのは、ちょっと勘弁してほしいかなw
その分、バーディの裸もたっぷりで嬉しいのだが・・・
(この書き方だと、おいらって変態さんっぽいな・・・)