秀逸の内容
★★★★★
中学・高校の英語教師必携と言っていいほど、内容は優れている。
私自身、中学・高校時代、パラグラフライティングの教授を
されたことはなく、また、指導法を体系的に学んだことはない。
しかし、現場ではそれを教えなければならない・・・。一生懸命
教えるが、満足のいく成果が出せない。そんな悩みをすっきりと
解消させてくれるライティングの指導書は今のところこれ以外にないだろう。
進学校の生徒でもいきなりパラグラフを書けといって書けるわけではない。
マッピングのまねごとも不十分である。単文からいかにパラグラフに
つなげるか、その部分にも焦点が当ててあり、大変親切な指導書である。
日本人の作文に役立つ
★★★★★
英語作文指導のための教師向けの本,というのは仮の姿だ。
その実体は,
日本人が日本語で作文を書くのに役立つ。
大井さんは誤解してる。
作文基礎力は,日本語も英語も一緒だ。
何故か田畑さんが筆頭者になっているが,
大井恭子さんの作品だ。
木下是夫『理科系の作文技術』
本多勝一『日本語の作文技術』
そして,この本が有れば
俺の卒論ももう少しマシになったろうに。
必携の一冊
★★★★★
もちろんこの本のターゲットは中高の英語教師であることは間違いないのですが、独学でライティングを学んでいる一般の社会人・学生にも非常に役立つ内容です。
実際の生徒の解答例をもとに、ライティングの疑似授業が数多く展開されており、独学ではなかなか気付きづらい「日本語的」英語の間違いを知ることができます。
(生徒の生の解答をもとにしてあるところがポイント高し。)
パラグラフライティングの方法も段階を追って(中学生レベル→高校生レベルと)説明されているため、敷居の高そうに見えるライティングの世界の壁を低く、とっつきやすいものにしてくれている点も嬉しいです。
特に英検やTOEFLでライティングが必要な社会人や学生には必携の1冊でしょう。