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電撃戦 (新ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

価格: ¥945
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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電撃戦はある一定の条件の下で ★★★★☆
詳細にドイツ軍の電撃戦の内容が書かれており、手軽に手に取れる文庫としては大変重宝する。
それにつけても感じるのは、電撃戦(プリッツクリーク)はある一定の戦場において、
ある特定の状況下にある敵を殲滅するのに役立つ戦闘教義(バトル・ドクトリン)であり、
それ以外の状況下では無理があるということだった。
世界が驚愕するスピードでの進行。空陸の連携戦術。
しかし、東部戦線では燃料の補給さえ上手くいかず、道無き道を泥沼にはまりながら進撃していく。
そこには電撃戦のバトル・ドクトリンは行ないたくても行なえない状況に陥ったドイツ軍がいる。
これだけみても、常にある方法が役に立つとはいえない事がわかる。
しかし、人間はおうおうにしてその陥穽に落ち込むものだ。
今のイラクでの米軍、米国のやり方をみていると本当にそれが実感できる。
手軽に読める戦史を扱ったビジネス本 ★★★★☆
 1940年の電撃戦を扱っている本であるが、その戦術的な経過よりも、なぜ、ドイツで機械化部隊が出来たのか? どうして、戦備では圧倒的だったフランスが呆気なく負けたのかという疑問に、答えてくれる本であると思う。
「電撃戦という幻」という本に比べれば、詳細は語ってないが、ビジネス本に近い読みやすさと、仕事上の教訓を与えてくれる点で、一読をお薦めしたい。
戦史を齧ろうとするなら持っていて損なし ★★★★☆
単行本版のレビューは書いているので、こちらは手短に。

歴史もののノンフィクションドキュメンタリーとしてはいいできだが、しっかりとした学習がしたいというのならば、もう少しキチンとした歴史論文を読むべき。

戦間期~ポーランド戦~西方戦役までの歴史を手軽に知っておきたい、というのならば、「電撃戦」というか、ドイツの軍備を中心として、手際よくまとめているし、文庫本で廉価でもあるしお勧めする。

歴史の論文と言うわけではないが… ★★★★☆
残念ながら、レン・デイトンに関しては、スパイ小説家としての作品を読んだことはない。自分の中でのデイトン像は、本書をはじめとする軍事ノンフィクションを書く人、ということでイメージが固まってしまっている。

とはいっても、コーネリアス・ライアン(『史上最大の作戦』『遥かなる橋』『ヒトラー最後の戦闘』)を代表とする、小説風の文章とは異なるスタイルがデイトンの持ち味だろう。

論文とも違う…、ノンフィクション小説とも違う…、まさにドキュメンタリーとしか言いようがない。客観的な筆致になるが、学究的な堅苦しさはなく、素人にも読みやすい作品…。

『電撃戦』もそうした作風がいかんなく発揮されている。これを読んだのは、文庫本版が出てすぐのころだ。

正直面白かった。

唯䡊??の成功した電撃戦である1940年のフランス戦(いや、厳密にはそれも失敗なのだが)に至るまでのドイツ軍の発展史、軍事技術、そして、フランス戦役自体の顛末を客観的に記述し、かつ筆致は重苦しくならず、非常に好感の持てる書である。

ただ、いかんせん、知識を蓄積した人にとっては新味が少なく、「よくできた入門書」という評価に留まるかもしれないし、自分もその評価だ。

ただ、電撃戦…それも成功した電撃戦は1940年代のフランス戦役だけだという本書のトーンは、「入門者」には新鮮なものに移るかもしれない。

1940年のフランス戦役を扱い、正味の論文であり、電撃戦という軍事ドクトリンそのものが存在しないと主張する、『電撃戦という幻』(カール=ハインツ・フリーザー著)を併読したいという気分!にさせられる。自分はこちらは未読であり、最近、『電撃戦』を再読して、そういう気分に浸っている。

そんなこともあって、レビューをしたためたのだが、参考になる人がいれば幸いだ。