あやとりが好きな子どもに
★★★☆☆
三枚のお札のように五色の糸に助けられ、不幸な生い立ちの娘が幸せになるまでの話。アヤという美しい子どもがいる。亡き母があやとりを教えてくれた五色の糸を持ち、様々な苦難を乗り越えていく。三枚のお札と違うのは、リズミカルな昔話でなく、あやという娘の健気さと心根の優しさが物語に織り込まれている点である。
星3つの理由は、物語に新味を感じなかったこと。三枚のお札を知らない女の子は面白く感じるかも知れない。本書の最後にあやが物語で使った5つのあやとりの遊び方が図で描かれている。やさしい、ややむずかしい、むずかしい、と3種のしるしがついている。我が子は、あやとりに興味を持った時読んだが、とても面白かったと言っていた。