鳥って結構すごくない?
★★★★☆
鳥をペットとして飼うと、賢さや感情の豊かさに驚かされます
セキセイインコを飼っていましたが、飼い主の愛情に体でいっぱいに答え、喜んだり嫉妬したりする姿は可愛くて仕方ありませんでした
とても器用で、ケージの入り口は自分であけちゃうし、ちょっとした鍵も外します
遊びも自分で開発します
経験的に「鳥は賢い」とわかっていましたが、本書では様々な実験結果や観察例でますますそれを実感できました
道具を使い、音楽や絵画、言語まで区別できる鳥
気嚢システムが先祖の恐竜から受け継がれていること、フルカラー4原色(3原色+紫外線)の視力を持っていること、雑学として「へ〜」と言いたくなる事もたくさんあって面白い
また、カラーのわかり易い図によって理解しやすくなっています
本書で一番感じたのは「鳥は視覚の生き物で、人と同じ様な世界を見ている」ということ(他のペットとして身近なイヌやネコは視覚の生き物ではない)
公園に何気なくいるハトたちも、私たちと同じ景色を見ているんですよ!
今までより少し、鳥が身近に感じられるかもしれませんね
鳥の魅力が満載で嬉しい
★★★★☆
最近、新しい家族にインコが加わったので、興味半分に買って読んでみた。
カラスや言葉をしゃべるオウムが賢いのは知っていたが、
インコはどれだけ賢いのだろう、と思ったからだ。
道具を使う鳥の話などはテレビでも見たことがあったが、
天才ヨウムのアレックスの話は、すごくおもしろく読めた。
読み終えたあとYouTubeで動画を検索したら、
実験の模様などの動画を見ることができ、ふたたび感動!
動画は英語しかなかったので、本を読んだあとに見ないと、
その実験のすばらしさがわからないと思う。
それにしても、この本には著者が飼っているオカメインコが、
なでられて快楽にひたっている表情や、驚いてドキドキしている表情など、
わが家のインコでは見たことのない表情の写真がのっているのだが、
どうしたらこんな写真が撮れるのだろう? と不思議に思う。
個人的には、写真の撮り方のコツも書いてくれるとうれしかったが。