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ひろしまのピカ (記録のえほん 1)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小峰書店
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ひろしまのピカ 平和の大切さを教えてくれる絵本です。
30年前に読んでもらった本 ★★★★★
30年ほど前の小学4年生のとき、教壇で担任の先生(子持ちの女性)が読み聞かせてくれました。母が子のために土に穴を掘る場面になって、先生が涙を流しながら読んでくれたことが衝撃的な体験でした。
教室での読み聞かせでしたから、当時は戦争の怖さなどは漠然としたイメージしか受けませんでしたが、それから30年、戦争のこと、被災者のこと、母親の愛情のこと、教育のあり方・・・事あるごとにこの絵本を思い出します。
 そして子供をもつ身になった今、小学校中学年くらいで息子にもこの絵本を体験させてやりたいと思っています。必ずや子供自らが持っている情感やポテンシャルに影響を与えることと思います。
なおこの本は、どのような状況下で読んでやるかによって、与える印象も異なってくると思います。
夢に見そうなほど圧倒的な迫力の絵と淡々とした文章で綴られる最悪の悲劇 ★★★★☆
 お書きになった丸木俊さんの、魂の叫びが聞こえてきそうな本に思える。原爆を落としたのは「エノラ・ゲイ」という名の戦闘機で、爆弾の名前は「リトル・ボーイ」(ぼうや)だったという事実がきちんと書かれ、さらに翼を焼かれて飛べなくなったつばめ、数日後、身体が紫色になって血をはいてなくなる身内のことなどが淡々と語られる…… 。
 悲鳴も苦痛のうめきも泣き声も、赤黒い激しい絵から実際に聞こえてきそうだ。戦争は悪いとか、怖いとかいうレベルを超えた世界が広がっている。そんな恐ろしく悲惨で痛々しいことがこの国で起きた、そしてその苦しみはまだ続いている、ということを次の世代へ伝えていかなければならないと痛感させられる。ただ、感受性の強い子の場合は、何歳ぐらいにどんなふうに読ませるかに、充分気をつけたいと思う。
とてつもないインパクト ★★★★★
他の遊びに夢中になっている娘に「本を読んであげるよ〜」といっても普段は上の空で聞いたりして全然ダメなんですが、この本を読み始めた途端、いつの間にか隣で真剣に聞き入っていました。
例え子供でも真実の物語のインパクトは強烈なものなのでしょう。
「戦争って怖いんだよ」「戦争はいけない事なのよ」と言ってみても子供にはなかなか深いところまでは伝わりません。
でも、この絵本を読み聞かせるだけで全てが理解されます。
戦争を知らない親子で語り合いながら読みたい絵本です。
しかし、ちょっとインパクトが強すぎるので与えるのは小学生からがいいような気がします。
目に訴えてくるつかえる想い ★★★★★
字を読まなくても、視覚的に原爆の恐ろしさ・悲惨さ・怒りを訴えかけてきます。絵の中に、人々の苦しみや、戦争の悲惨さ・やり場の無い怒り・胸につかえる想いが閉じ込められています。平和の大切さ、今の私たちがどんなに幸せかをよくよく心にとめておくべきだと悟らされます。