私もキーシンファンですが
★★★☆☆
私はキーシンの大ファンです。
上手いしキーシンらしく情熱的に訴えるものがある
でも、ファンながら ・・・荒いのかなって思ってしまう部分があります。
派手で合理的でかっ飛ばしというか。
恐らく好みだと思います。
自分の中で思うベートーヴェンの二面性が一面にみえる。
若さ…?
★★★★☆
結構、期待して購入し聞き込みましたが、率直な感想として
“粗いなぁ”というのが個人的見解です。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は他に多くの演奏者のものを聴いていますが、
キーシンのこの作品を大絶賛するものかどうかは…。第1番の第3楽章なんて
何もこんなにテンポを速く転げるかのように弾かなくてもねぇ。
あくまで好みのものですが、私には残念ながらスルーでした。
表現に深みがあると評する方、本当にそう聞こえるの??
逆にもっと落ち着いてじっくり弾いたら、と私は評しますが。
ただし、演奏能力はここで述べるまでもなく天才。よって星4つと。
ホールで聴きたい〜
★★★★★
キーシンの情熱を感じますね♪
ベートーベン、好きなんでしょうね〜
コリン・デイヴィス氏指揮、ロンドン交響楽団とも息が合ってると思います。
とても深みのある演奏だと思います。
私的には4番が大好きですね♪
セッション録音ならではの潤いに満ちた美演
★★★★★
ヴィルトオーソとしての活躍ぶりがすっかり板についてきたキーシンが、協奏曲というジャンルにも積極的にレコーディングを行うようになってきた。今回はベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲を一気に録音した。
最近では大規模なオーケストラを伴う録音はライヴ録音が多い。これは別にライヴ録音の需要や要望があるわけでなく、セッション録音の機会を別に設けるよりも安上がりであるという供給側の理由にある。その結果、確かにライヴならではの演奏を聴く機会は増えたが、一方で「アカデミックな芸術の一分野である」セッション録音の機会が減っているのは悲しい限りだ。特に録音技術に秀でたデッカのようなレーベルが、その活動域を大幅に狭めていることなど慙愧に耐えない。なので、今回のキーシンの気合の入ったセッション録音による全集を、まずそのような意味で歓迎したい。
バックはC.デイヴィス指揮のロンドン交響楽団で、2006年のモーツァルト&シューマンに引き続いてのコンビだ。
一通り聴いてみての印象は、非常に繊細なオーケストラとピアニスティックな独奏だと思った。そしてその効果はおそらくこの録音がセッションで行われたこととも深い関係があると思う。例えば第4番の冒頭のオーケストラの弱音でキメの細かい表現を、ゆとりをもって奏でるところなど、強く聴き手を刺激する。その結果、私たちを一気に音楽の世界に集中させてくれる。ゆとりがあるのに緊迫している。
第5番でもきわめて優美で流麗に歌われた「皇帝協奏曲」だと思う。いままでのキーシンはシンフォニックで重層的な音で聴き手を圧倒する演奏が多かったと思うが、最近は特に豊かな詩情を表出するようになってきた。移行部での潤いに満ちた高音が透明感を持って魅力的に響く。
デイヴィスの指揮は全般にはやや抑え目で、抑制を感じるが、決め所では音が適度に広がり非常に心地よい。今のキーシンの演奏スタイルにもビタリとはまっている。現代の名演がまた一つ加わった。