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キャンパスライフの今 [高等教育シリーズ] (高等教育シリーズ)

価格: ¥2,205
カテゴリ: 単行本
ブランド: 玉川大学出版部
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視点 ★☆☆☆☆
文章の内容自体は平易でわかりやすい。しかし、結局のところデータの提示にのみ終始している。教育社会学の分野で研究をしている人が陥りやすいパターンである。近年の教育を述べる人は、そうした問題提起などをするだけで、結局のところ有効な打開策は何か、などの具体的な提案を提示している研究者は少ない。また、提示しているとしても、現場をきちんと理解して提示しているのかが疑問なのも事実である。

大学生の文化を知り、そこからそのニーズにあったサービスなどを行うべきだと言う趣旨なのだろうが、まず大学生に文化があるのかが疑問だ。文化と言うものの定義があまりに安直過ぎる。そして、データから出てくるニーズに応えるのは一見良いことのように思われるが、結果として少数の学生の意見は無視される可能性がある。

学問と言う視点から考えたときに、この本は学問的な価値があるかどうかは非常に疑問である。編集者は上智大学の教授ということらしいが、教育と言う名前を騙った市場研究であるとしか見えない。大学のサービス化は重要だが、ただの企業のようなサービス業に変わってはいけないはずだ。それでは、学生受けのいい大学のみが残り、真に学問の探求を目指す大学という高等教育機関の役割が危ぶまれる。

今時の大学生の生態がデータでわかります。 ★★★★☆
各執筆者の論文は読みやすく、多様化する大学生のキャンパスライフが綿密な統計データからよくわかります。大学職員には勿論、大学改革や企業人事採用担当者にもマーケティング資料として役立ちます。途中の各コラムもなかなか良い問題提起になっています。

ただ就職についての記述が無かったところだけが残念です。民間企業からの学生就職活動データはあまりにバイアスがかかることが多く、このような公平な統計データを望んでいます。

いま、大学生はこんな生活を送っている! ★★★★★
授業、アルバイト、サークル、デート…etc。 さまざまな体験や出会いをするなかで、大学生は、独自の文化をつくりあげてきた。「悩みなき青年期」「モラトリアム化」とも評される現代の大学生の行動と、学生文化は戦後、どう変わってきたかを探る。データで読む平成版当世学生気質。