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理論劇画 マルクス資本論

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: かもがわ出版
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:門井文雄/原作 紙屋高雪/構成・解説 出版社名:かもがわ出版 発行年月:2009年04月 関連キーワード:マルクス シホンロン シホンロン リロン ゲキガ まるくす しほんろん しほんろん りろん げきが、 カモガワ シユツパン カモガワシユツパン 1174 かもがわ しゆつぱん かもがわしゆつぱん 1174、 カモガワ シユツパン カモガワシユツパン 1174 かもがわ しゆつぱん かもがわしゆつぱん 1174 『蟹工船』に共感した人には貧困の原因を説き、市場原理主義を拒否する人には代替案を示し、マルクスに挑もうとする人には手がかりを提示する。 第1章 カール・マルクス第2章 『資本論第1巻』(金融危機で一挙に200兆円もの損失が生まれた理由資本の目的はもうけにある。人びとのためではない資本家にもいい人がいるという議論があるけれど…日本の最低賃金を『資本論』で検証すると?マルクスの時代にも請負・派遣業者はいたのか?
人間味のあるマルクスとあったかい家庭 ★★★★★
髭男の風貌からは硬派の趣であるマルクスであるが、エンゲルスからの支援や家族の様子などはこの漫画の通りなのかは知らないが人間味がある人物であるということのようだ。学校時代に賃金や利潤のマルクス経済学を教養科目としてやらされてさっぱり面白くなかったので、どうも資本論を読みたい気分にはならない。けれどもこの漫画でマルクス個人が興味深かった。
そこで他のマルクス関係の軽めの本にも手を伸ばすとマルクスはお手伝いさん?に隠し子までいたなんてちょっと円満家族のイメージから外れるんだが。これも他の本だけど娘のアンケートに「幸福だと感じること-闘争する事-」なんて聞くと嬉しくなる。
凄すぎる ★★★★★
漫画で,気軽に簡単に読み通せる,おそらく最も低価格な「資本論」概論ではないだろうか。実際ブラッドフォードに行った人間は,イギリスの「あの時代」を目の当たりに飲み込んでいるだろう。(多分ブラッドフォードに初めて行った人は,ここは本当にイギリス?と言うだろう・・・)ここが世界の繊維産業の中心地だったとは・・・。なにはともあれ,今こそ読む本ではないかと思う。
資本論入門書の決定版 ★★★★★
最近様々な解説本が出ていて、大抵お勧めなのだが、その中の一番を選べ、と言えばこの本を挙げる。次は『マルクスる?』かな。この本は資本論第一巻について描かれていて、搾取というもののメカニズムを分かりやすく説明している。そして、その運動の必然として、変革(革命)について、象徴的な絵を「収奪者が収奪される(24章)」に当てはめ、社会主義革命への共感を包み隠さず表している。そして、20世紀後半までの歴史が示すように「どうやって?」という、残された課題(革命の道筋)をも絵にしているところが特に素晴らしい。続編で、第二巻、第三巻の劇画も出るとのこと、非常に楽しみである。特に、第三巻と第一巻の矛盾をどう扱うかが。
これを読んでから初めて「資本論」を読む気になりました ★★★★★
現代の30歳まででマルクスの「資本論」を通読したことのある人、一体どれくらいいるんでしょうか? 僕自身も興味はあるのですが、いかんせん長い!しかも本屋でちょっとめくってみても「なんだか難しそう・・・」なので、結局挑戦すらしてきませんでした。

この本は(というか半分以上マンガ)「資本論」についてさわりの部分だけわかりやすく解説してくれてます。2時間で読み終わりました。この本から得たことは、現代の派遣切りやワーキングプアなどの深刻な社会問題を考えるときに「資本論」はとても役に立ちそうだということです。しかしいかんせん内容が薄いので、得られる知識自体はたいしたことありません。

ただ、この本の中で「特に第1部8章だけでも読む価値がある。いきなりここを読んでもよい」と書いてあったので実際に読んでみました。「労働日」という章なのですが、主に産業革命後のイギリスの様々な職種においていかに労働者が悲惨な酷使をされてきたか、そして8時間労働を勝ち取るまでの資本との闘いが書かれています。特に子供(6歳から!)の労働条件の悲惨さには驚きました。マルクスが7章までで定義してきた多くの経済用語がほとんど出てきませんし、確かにここだけ読んでも全く問題ありません。岩波文庫で第2巻に収められています。

「資本論」自体には挑戦できなくても、せめてこの本程度の知識は今の若者全員が持っていてもいいんじゃないでしょうか?別にこの本を読んだからといって社会主義思想になるわけでもなんでもありません(笑) でも19世紀から20世紀前半にかけての悲惨な労働実態と今の日本の雇用情勢・・・すごく似ている気がしますので、これからこのような思想がまた台頭してきても全く不思議ではないと思いますよ。

資本論への驚嘆すべき道案内 ★★★★★
1982年に原作を完成させた門井文雄さんが「あとがき」で率直に述べている。
「途方もない-というのは、きっとこういう作業をいうのだ。「資本論」を、今ここに劇画しょうなどとは・・・。」その後の言葉も謙虚であり、後輩への期待はおおきい。
そのご、この本ができた。構成したのは紙屋高雪さん。そして、今ここに私たちの前にある。
うらやましく思う。
私たちの少年、青年時代にはかような書はなかった。
「理論劇画」という新しいジャンルを原作者はつくったのだ。
マルクスがこんなにも身近に感じられる本ははじめてだ。
マルクスがいつも登場しはなしかけてくれるのだ。資本主義社会の根本理論を。
そして、彼の家族のこと、エンゲルスとの友情。そして、貧困の果て64歳で死去した彼のこと。
劇画がここまで踏み込み私たちに資本の根本理論と社会の見方をおしえてくれるとは。
感動。ここから出発する人たちはしあわせである。
我らの青年時代は、原書からはじめていたのであり、学習会をもっていたのだ。
原作者のあとがきには我らへの期待が率直に書かれている。
「―せめて貴兄だけは、そこから更に一歩を踏み出され。混沌たる現代文学の空に、大きく飛翔(ひしょう)されんことを切に祈るのみである。では、読者諸兄の明日の健康と、ガラス細工の如き精神の砦の堅持を願って乾杯!!」
それにしてもすごい書が1982年には完成していたのだ。再構成され出版されたこの書に出会う諸氏の幸せをおもう。
さぁ、出発しよう。現代の社会の秘密を解き明かし、それから解放される道を!