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相剋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:堂場瞬一/著 出版社名:中央公論新社 シリーズ名:中公文庫 と25-16 警視庁失踪課・高城賢吾 発行年月:2009年04月 関連キーワード:ソウコク チユウコウ ブンコ ト-25-16 ケイシチヨウ シツソウカ タカシロ ケンゴ そうこく ちゆうこう ぶんこ と-25-16 けいしちよう しつそうか たかしろ けんご、 チユウオウ コウロンシヤ チユウオウコウロンシヤ 4622 ちゆうおう こうろんしや ちゆうおうこうろんしや 4622、 チユウオウ コウロンシヤ チユウオウコウロンシヤ 4622 ちゆうおう こうろんしや ちゆうおうこうろんしや 4622 捜査一課から失踪課に来た協力要請。情報提供して消えた目撃者捜しだという。筋違いと主張する高城を制し、阿比留は法月と明神に捜査を命じる。時を同じくして、少女が失踪。友人が訴え出るものの、親族以外からの捜索願は受理できない。だが、少女の家族の態度に違和感を感じた高城
ちょっと残念 ★★★☆☆
堂場瞬一のファンです。かなりの作品(文庫本になったもの)を読みました。
これまで失敗したと思ったことはなかったです。

しかし、今回は…
確かに読みやすいし、やめられない。

が、最後に期待するどんでん返しがない…普通の終わり方…
サプライズが無いのがサプライズ!!なのか???

また、主人公の心情(詳細は前作)は理解できるがこれだけで引っ張るのはどうか?

高城賢吾シリーズ3作目を購入する気には、まだなれない…

まだ読んでいない昔の作品を探すことにします
高城は「父親」であることを回復できるのだろうか ★★★★★
事件は、女子中学生が失踪した「らしい」という同級生からの届け出で始まる。
だが当の両親は、「家にはいないが、どうせすぐ帰って来る」と捜索願いすら出さない。
まるで事件性の見えないこの一件に、高城は全力を尽くして捜査を始めた―。

高城が行方不明の女子中学生・希(のぞみ)の行方を探さずにはいられないのは、高城が「父親」であるからだ。それも不幸な事件により、「父親」であることを中途で途絶させられた父親だからだ。

すべて子を持つ親であれば実感することであるが、親は子が生まれることで親になるのではない。子を育て時間を共にする中で、笑い、泣き、驚き、嘆き、落胆し、誇りに思う―そういう子どもにまつわるあらゆる感情の集積が、ただの男(女)を父親(母親)に変える。高城は、その「思いを積み重ねていく過程」を突然、理不尽に、奪われた父親なのだ。だから、希(のぞみ)の行方を探さずにはいられない。

この高城の行動に納得するためには前巻「触罪」から読んで来る必要があるので、本書を読まれる場合、ご注意されたい。

二巻目にして、「失踪課」のメンバーが徐々に「良い味」を出してきている。
今回は、「体力だけがとりえ」と思われていた「子沢山の巨漢」醍醐刑事が性格の陰翳が描かれ、味わい深かった。
ちょっと変わってきたなー ★★★★☆
料理に関する記述が正直うざい。
「蒼の悔恨」でもそうだが、料理の記述がうざい。
いかにも、「書いてます」的なところが鼻につく。
それに、ハートじゃなくてテクニックに頼ってる気がする。
段落の最後のひとりごちたせりふはいらないと思う。
ハードボイルドにはお決まりだけど。

堂場ってもっと骨太だったと思うのだが。
売れようが売れまいがお構いなしに、
書きたいことを書くっていうのが
魅力だったのに。
うまい作家はごまんといる。
伏線の張り方が下手だとか書いてきたが、
そんなのは、ハートのアツさでカバーできたはず。
うまい堂場って読みたくない。
アツい堂場が読みたい。


本作だけど、ツッコミどころは結構ある。
ネタばれになるので詳しくは書けないが、
一番のツッコミどころだけ。
「なぜ、希の捜索にそこまでこだわったのか」が弱い。


高城は大好きなキャラだけに星4つとしたけど
料理をはじめとする堂場の好みの部分がうざくて
もっとページを削ってくれよというのが正直な感想。
高城の人間回復がこのシリーズのメインテーマなんだけど、
もっと悩んでもいいのにっていう気がする。
せっかくのテーマが泣いてる。


ちょっと厳しいレビューになったけど、
それだけ期待してるってこと。