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私はヒトラーの秘書だった

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
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ヒトラー最後の日常生活を知ることができる ★★★★☆
映画『ヒトラー最期の12日間』の原作の1つ。

筆者が1940年代に書いた手記の前後に『アンネの伝記』の著者として知られるメリッサ・ミュラーが筆者についての解説を加えていて、当時の筆者をめぐる状況がわかりやすくなっている。

本人は秘書として働いていたが実際の政治には一切タッチしなかったので、ヒトラーの指示した作戦やその結果としての悲惨な状況についてはほとんど書かれていない。

そのかわり女性ならではの観点と言うべきか、ヒトラーの食事や日常、建物のインテリア、側近1人1人の性格などが細かく描写されている点が他に類を見ず、興味深い。
今更出すなよ・・・ ★☆☆☆☆
「ナチスやヒトラーが悪と思わなかった、今なら当時の自分を許せない」とありますが、戦時下に秘書として採用されたのに彼等の実情を全く知らないというのはどういう事か?「若かったから」で済む問題ではない。それに20代に書いた手記を死の直前に出版して罪滅ぼしをしたつもりなんでしょうか?本書を原作とした映画の中でも最後に弁解がましい発言連発してるのも不満です。崩壊寸前の第三帝国の内情やヒトラーの人間性の描写は資料的価値はありますが、やはり「なんで今更?」って感じが強いです。
もう少し早く語れなかったのであろうか? ★★★☆☆
 著者の原作に基づくと思われるDVD12枚組が出ている。
 著者自身は、運命の数奇にもてあそばれた被害者であるのかもしれないが、なぜ、もっと前に、他の情報で「修正」される前に語る事をしなかったのだろうか?もちろん、民主主義国であった「旧西ドイツ」においてもヒットラーは、禁忌であったかもしれないが、日本に置いて戦時の「独裁者」とypなれ、「A級戦犯」と言われた人たちの周辺が、かなり早い段階から語り始めたことを観ても、同じ第二次世界大戦の「枢軸国」であっても、日本と℃イトとでは、事情が違うことが判るような気がする。
 日本の過去を正当化するつもりは毛頭ないけれども。
読み応えある内容 ★★★★☆
二十世紀を変えてしまった一人の男。その最晩年を間近でつぶさに見ていた著者が、悪夢から目覚めたのちに描いた「第三帝国」末期の肖像である。巨大な歴史の渦中にあった個人の視点だけに限界はあるが、ヒトラーという男にずっと付いていた人間にしか語れないものを書き残してくれているという点で、非常に興味い内容になっている。回想録としては、後知恵による善悪判断や自己弁護を極力排そうと努力した跡のある文章にも好感が持てる。ナチス時代の知識が多少ないとわかりづらい点もあるが、あの時代を生きた一人のドイツ人の記録としてずっしりとした読み応えのある本だった。
ただし、出版協力者の解説で、ユンゲ氏が五十年沈黙を守った、というのは誤り。複数のドキュメンタリー番組で証言しているのを見たことがあり、評者もかなり前から著者のことは知っていた。これも本を売るための戦略なのだろうか? 訳注に関しても、かなりの字数を費やしているにもかかわらず学者の意見すら分かれている点で断定的な解説をしている、など疑問に感じられる点が目についた。
読んでいて怖くなりました ★★★★★
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。

今日、我々がナチスの愚行を批判することはたやすいが、私自身が当時のドイツに産まれていたらどうだっただろう。もしかしたら独裁者ヒトラーの魅力に屈していたかもしれない。
著者のトラウデル・ユンゲが戦時中、たいした自覚も政治的意図もなくナチスの中枢で働き、結果として少なからずユダヤ人の大量虐殺に関与していたことへの苦悩は重かったことだろう。

私は彼女と同じ過ちをどこかでしていないだろうか。考えたら怖くなった。

彼女や、収容所で命を落としていったユダヤ人達にたいして哀れみを感じるだけでなく、あろうことかヒトラーにたいしても哀れみを感じてしまった。

いろいろなことを考えさせられる名著だと思う。