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9・11―アメリカに報復する資格はない! (文春文庫)

価格: ¥590
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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ひどい翻訳で読む気が失せる ★☆☆☆☆
9.11直後のチョムスキーのインタビューを集めたもので、スピード出版されたためか、やっつけ仕事の翻訳の悪さには辟易する。チョムスキー自身も多くの先例を元に模索している状態で、明確な考えに至っていない時期のもので、しかもほぼ同時期に行われたインタビューをいくつも並べているので、かなりrepetetiveになっている。ニュース性の高いうちに,原書で読んでおく本であった。
たしかにひどい訳 ★☆☆☆☆
 英語の原文を読まなくてもこの拙劣な訳はすぐ気付くと思います。薄い本なので原書を読むのが吉でしょう。
 しかし、チョムスキーの他の著書も翻訳されているこんにち、わざわざこのインタビューを読む意味はもう薄れてしまっているとおもいます。
合成の誤謬 ★★★☆☆
著名な言語学者でありながら、反米論者としても有名な思想家であるチョムスキーが9.11と米国について語ったインタビューが掲載されている。

建国以来、米国は他国を攻めるようなことはあっても、自国が本格的に攻められることはなかった。攻撃の矛先が初めて米国に向いたという意味で、9.11は未だかつてない出来事であった。しかもそれは得体の知れないテロリスト集団によるものであり、9.11は米国のみならず世界を震撼させた。

しかし、それとアフガン空爆に踏み切るのとは別問題である。米国に反撃する権利はない。これがチョムスキーの主張である。この本では、ICJがニカラグア事件で米国を「テロ支援国家」としたことや、米国のスーダン空爆によって特効薬を製造していた工場が破壊され、結果的に多くの被害をもたらしたことなど、具体的事例をもとに、気持ちのいいくらい強烈な対米批判がなされている。

確かに米国はしばしば国際法を破るし、常に人道的な行動を取っているわけではない。ただ、ある事例を取り上げて国全体の性質を断定することによって、著者は合成の誤謬に陥っているのではないだろうか。

翻訳はさほど気になりません ★★★★★
翻訳が稚拙だとの、意見が有りますが、さほど気にはなりません。
寧ろ、ジャーナリスティックな観点から早い翻訳を試み、
文庫化したのを誉めるべきかと思います。

チョムスキーは横(市民団体)の繋がりが政治を
変えていくといってますが、それは如何なものか。
寧ろ考えるのはマクロポリティックスだと思います。

翻訳が・・・。 ★☆☆☆☆
英語版を読み、その後日本語版を読む機会があったのですが、あまりの翻訳の酷さに驚いてしまいました。翻訳過程で意味が変わってしまっている点もありますが、日本語としておかしい部分があまりに多く読みづらかったです。翻訳者の方はこのテーマに関して詳しい方ではなかったのでは?洋書はテーマによっては翻訳の過程で翻訳者の考えが反映されてしまう事も多々あるように思います。やはり洋書は可能な限り原書を読んだほうがいいですね。内容もインタビュー形式の為か“より”深くまで言及されておらず、911後にこの様なテーマに興味を持った方や何も知らずに親米の方へのきっかけ作りのような内容に感じます。より詳しい事例等を知りたければ、本書の中で紹介されているような専門家の著書の方がよいかもしれませんね。