地球の歩き方 A09 イタリア 2018-2019 【分冊】 3 北部諸州 イタリア分冊版
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※この商品は、「イタリア」編の分冊です。「イタリア」編4冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方 イタリア』で検索ください。
【ピエモンテ州とヴァッレ・ダオスタ州】
ピエモンテ州はスイスとフランスに接し、アルプスとアペニン山脈に囲まれ、広大なパダナ平野を抱えている。モンフェッラートの丘陵は、ワインとチーズの生産で有名。州都トリノは、フィアットの自動車産業を中核とする大工業都市であるとともに、洗練された文化都市でもある。
ヴァッレ・ダオスタ州は、アルプス山中の小さな州だが、モンテ・ビアンコ(モンブラン)、チェルヴィーノ(マッターホルン)、モンテ・ローザなどの名峰と高山植物や野生動物の生息するアオスタ溪谷を擁する。
【ロンバルディア州】
風情あるヴィッラが連なるコモ湖畔、商工業の発達した豊かな州。北側にはアルプスの山々と宝石のような湖水の数々。湖から流れ出した川はポー川となる。流域の平原地帯は稲作が盛んで春先には田園風景が広がる。州内に点在する、ブレーシャ、マントヴァ、ベルガモ、クレモナなどの美しい町も訪れたい。
【北部3州】
水の都ヴェネツィアが州都のヴェネト州は農業が盛んで美しい町を多く抱える。トレンティーノ・アルトアディジェ州は山々に囲まれドロミテをはじめとしてスキー場も多い。国境のオーストリアの影響が色濃い。スロヴェニアとオーストリアに接するフリウリ・ヴェネツィアジュリア州は東欧の影響を受けてきた。美しい海岸線と砂浜が人々を引き付ける。
【ジェノヴァとリグーリア州】
リグーリア海に面して細長く延びるリグーリア州。後方にアルプスとアペニン山脈による溪谷が続きオリーブ栽培が盛んだ。海岸地帯はイタリアン・リヴィエラと呼ばれるリゾート地。ジェノヴァ、サンレモ、ポルトフィーノ、チンクエテッレなどがある。州都ジェノヴァは、中世には海運王国として権勢を誇った町で、現在でもこの国最大の港湾都市。
【ボローニャとエミリア・ロマーニャ州】
中央を貫通するエミリア街道を中心に古くから交通の要衝として発達した州。エトルリアの遺品、ビザンチン、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンスと各時代のさまざまな美術品がよく保存されている。豊かな穀倉地帯で小麦やブドウ栽培、牛や豚の飼育が盛ん。パルマの生ハムとチーズは世界的に有名だ。州都ボローニャにはヨーロッパ最古の大学がある。