【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:勝田 文 著 出版社名:集英社 シリーズ名:クイーンズコミックス 発行年月:2009年10月 関連キーワード:ウランバナ クイ-ンズ コミツクス 44545-61 うらんばな くい-んず こみつくす 44545-61、 シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや 3041
辛いけど希望を見つけたくなる
★★★★★
表題作の主人公はインドの王子に恋をしている。
読み始めは、いくらなんでも無理じゃないか、と思う。
でも恋した理由は本当に共感できることだったりする…
のだが、現実は甘くはないわけで。
「自分のもとには誰も帰ってきてくれない」
「自分は誰かの一番にはなれない」ということは本当に辛い。
とても楽天的な気持ちにはなれそうもない。
それでも、小さくてもいいから希望を見つけてみよう、
という気持ちになれるお話。
ぽっかりと何かが空いた感じ
★★★★☆
「みんな優しくしてくれるけど、みんな私のところには帰ってくれない」
表題作「ウランバナ」に出てくるこの台詞に、
当時失恋間もなかった私はしゅんとしてしまいました。
それなりに楽しいけれど、誰かの一番じゃない、てのは寂しいことなのよね。
うんうん。
悲しい気持ちになったところで
同時収録の「ダブルプレイ」を読んで元気になると良いと思います。
渡辺ペコとか好きな人にオススメ。
可愛い絵に似合わず。
★★★★★
そして、ファンタジックな演出に似合わず、勝田文さんの漫画は、意外に辛口な気が。
意地っ張りな女性と、優しいヘタレが出てくる話が多いですが、それが必ずしも恋愛関係じゃないところがニクイ。その辺りのさじ加減が妙にリアルで、ついつい引き込まれてしまいます。本当、可愛らしすぎる雰囲気に騙されてはいけない……。
余談ですが、かつてはヘタレだったらしい住職がかっこいいですね。おじ(い)さま、バンザイ。