イタリア語をやり直したい人に
★★★☆☆
「しくみ」というタイトルですが、イタリア語文法の基礎について平易に書かれた本です。
コラムも多く読み物としては面白いのですが、流石にこれだけで「しくみ」はマスターできません。
文法を読み物として面白く仕上げたい意図は評価できますが、総花的で少し中途半端な内容です。
そういう意味ではイタリア語初心者向けというより、イタリア語をやり直したい人が肩馴らし的に読む本だと思います。
読むのが好きな人に向いてるかも
★★★★☆
この本は読むのが好きな人に向いてるかもしれない。読み続けるうちに少しずつイタリア語の仕組みが分かってくる、そんな感じの本。
文字と発音、文のしくみ、男女とかの区別、人と時間、てにをはや数へと知らず知らずのうちに進んで、なんとなくイタリア語がどんなものか、頭に入ってくる。本を読むように自然に流れて行くのがよい。
CDも付いてるけど、こちらはホントにちょっとしたお助け程度。でも同じ文を2回、それも最初はゆっくりなのでリピートしやすい。
自然体で学べるイタリア語って感じでお勧めです。
初心者の頭の整理
★★★★☆
これは、まったく勉強したことのない人よりも、勉強を始めて2ケ月ぐらいの初心者が頭の整理をするのに便利な本だと思いました。
簡単な挨拶は覚えた、名詞に性別があること、動詞の活用があること、数と性別によって語尾が変化することも知っている、今は一生懸命に動詞や名詞を覚えている最中、に読むことをお勧めしたいです。(私です)
少ない単語を駆使してカタコトで会話をしようとしている段階ですね。
これとこれがつながっている、ここが変わるとここも変わる、ノートを図式で書いたような気がして、イメージがわくというか、とても納得します。
とっても面白い興味そそり本
★★★★★
この本は、本気で本腰を入れてイタリア語を学ぶ前段階に、
イタリア語の音や文構成の特徴を大まかに掴むための本です。
「この文法を覚えなさい」という語り口でなく、
イタリア語への興味をそそるのが目的のような語り口です。
発音規則から始まり、文法規則、数の数え方へと進みます。
単語にはすべてカタカナで発音が書いてあり、
単語の意味も文内で説明されていますので、辞書なしで読めます。
イタリア語に興味はあるけど、何から手をつけたら良いか分からない人や、
いきなり動詞の語尾変化が羅列されている文法書はつらいという人向きです。
この本を読んで、知らない間に日常生活の中にイタリア語が意外に多いことに
驚いたり、イタリア語の音や文の特徴を面白いと思えたら、次に本腰の入った
文法みっちり本や、会話暗記本に進むという具合に読むのにお勧めです。
CDもついていて発音を確認できます。
もっとイタリア語を知りたくなる本。
★★★★☆
~名前の通り、イタリア語のしくみについて書かれた本ですが、難しい事はひとつも書かれておらず、読み物として読み進めると、とてもおもしろくて、イタリア語に理解が深まり、もっとイタリア語を知りたくなります。語学書にしてはめずらしい全然苦痛なく読める本でした。英会話でも同じ事が言えると思いますが、会話文を丸暗記してしまうと、覚えた決まりきっ~~た会話しかできず、そこから会話の枝を広げるという事が難しくなると思います。それをなくすために、言葉のしくみ、骨格から覚えることが大切だと伝わった本でした。これからイタリア語を勉強しようとしている人におすすめです。~