自分で何でもできてしまい、ひとりが侘しいとも寂しいとも思わない。
その為に「結婚」に必要性を感じない男、ハウスメーカー建築士の大黒谷（40歳）に、母親が見合い話しをしつこく持ってくる。

お見合いで出会った女性、職場の部下の女性、ステラのマネージャーと、強気な女性達が出てくるのも楽しく読めます。

お見合いで出会った女性が、初対面なのにガンガン酒を飲んでつぶれてしまい、その店で働くステラ28歳（日本人）と知り合い、翌日ステラがメタボな男に振られる場面に居合わせ、成り行きで一緒に食事する事に。そこから、素直な感情を隠しもしないステラと偶然が重なり親しくなっていく。

ノンケだけど、ステラに魅かれていく気持ちがきちんと書かれています。

ステラは、大黒谷がマンションに帰って来るのを下で待っていたり、キャベツを収穫してきたり、
叱られると嬉しがったり、一途でポヤ〜ンとしててかわいいワンコ系（攻）です。
（でも、絡みの時はちょっと強引で素敵でした。）

あとがきに、「陽気さに磨きがかかった感じでして・・。」とありますが、
とても楽しく、読後もハッピーな気持ちになれました♪