「モテる技術」のレビュアーの方で、この本が面白かった→「モテる技術」も読んだ、という流れの方がいましたが、私は逆パターンです。たまたま元彼がくれた(それどういう意図でくれたのだろう・・というのはおいておくとして)「モテる技術」を読んでみたら、女からしても非常に面白かったので、やはり女の私としては、''How to succeed with men''も読まなくちゃ!と購入しました。
感想としては、「モテる技術」の方が、やはり最初のヒットとなっただけあって内容も説得的でオリジナリティがあります。「愛させる技術」のほうは「モテる技術」の出版を前提に書かれているところもあるし、あくまで男の筆者が
「モテる技術」の応用として女性にアドバイスしている感じです。根底にある、「恋愛を確率のゲームととらえ、失敗の数々にめげずに日々前進しよう!」というポジティブ思考を促すメッセージは共通しているし、同じシチュエーションや問題を女性向けに言い直すとこうなる・・という感じで、項目立ても非常によく似ています。
私は「モテる技術」のほうが、実践すべき具体的な行動がわかりやすくて、男性っていいなーと思ってしまいました。
純粋に読み物として読むなら、「モテる技術」のほうがブルース君とボブ君の対比の話とかが効いていて(「愛させる技術」にはこういうノリノリ女vs.ヒガミ女の例とかは書いてない)面白いです。女性だとしても、どちらを買うかで迷ったら、こちらではなく、「モテる技術」から読むのをお薦めします。「モテる技術」を読んで、応用力があれば、女性でもかなりの部分がカバーできると思います。
それから、私個人の比較ですが、これと、「そんな彼なら捨てちゃえば」を最近読んで、はてさてどちらの思考方法をどこまで実践するかなあ・・などと馬鹿なことを考えて楽しんでます。どちらもサバサバしたアメリカンな切り口で、男性が書いた女性向け恋愛マニュアルという点では共通してますが、数をこなそう、という点では共通、男性に寛容にあれ、という意見の点では本書が強く、また日本人が受け入れやすいのはこっちかな。嫌味がなく読めます。