ダム建設地ルポを超える大きな感動
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水没地内をくまなく歩き、現地の人たちの心とも響きあい一帯となっていることが伝わってきます。
そして、昨今、明るみに出てきたゼネコンや天下りの実態もいち早く10年近くも前から暴いています。
筆者の筆先は一部有力者の横暴な役得にも及んでいますが。「ダムは国家の犯罪」とまで断言する作者が
最も嘆いているのは、豊かな自然の破壊の様です。
人間と自然への目配りが隅々にまで光っていて、単なるダム建設地ルポを超える大きな感動に揺さぶられました。
1日や2日、現地を訪れて書けるヤワな内容のものではないです!ぜひ読んでみて欲しいおすすめの一冊です!