わが息子よ、君はどう生きるか―――チェスターフィールド卿の現代にこそ輝く世界的名著 三笠書房 電子書籍
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●父から息子へ贈る、人生論の最高傑作
「私は君に、これだけのことは教えておきたい」――。
著者のフィリップ・チェスターフィールドは、
18世紀のイギリスで最大の教養人の一人と称され、大使、閣僚としても活躍した。
本書は、その彼が自分の息子に宛てて、人生万般の心得を説いた教育的書簡。
著者一流の機知と常識、愛情あふれる名文は、
約250年の時を超えて世界各国の人々に読み継がれてきた。
「処世の知恵」が詰まった、極上の「人生の教科書」である。
●この価値観・この行動が、人生成功の“原点"になる――。
・うまく遊びながら自分を伸ばせ
・人生の決め手「読書習慣」
・一円で「一生の知恵」を手に出来る、賢いお金の使い方
・私は「歴史」からこれだけのことを学んだ
・知識は豊富に、態度は控えめに
・「虚栄心」を「向上心」に押し上げる
■目次
●1章 「いい習慣」を身につける一番大事な時
1 「今、この時」にしかできないこと
2 「努力のしすぎ」を後悔した人はいない
●2章 「やりたいこと」ができる人
1 一本の「大木」に育つ準備
2 “小事”をおろそかにするツケ
3 「悪事」は我慢できても「侮辱」は許せない
4 「自分の価値観」だけで世間を測るな
5 「世間」という巨大な迷路の入り口に立つ君に
●3章 仕事(勉強)と遊びは両立できる
1 今日の「一分」を笑う人は明日の「一秒」に泣く
2 うまく遊びながら自分をのばせ
3 真の「遊び人」は仕事の喜びも知っている
4 一つのことに「身魂」を傾ける“うま味”
5 一円で「一生の知恵」を手に入れる金の使い方
●4章 柔軟な「ものの見方」を養う読書法
1 なぜ若い時に「歴史」に興味を持つことが大切なのか
2 この「本の読み方」が人生の決め手に
3 自分の「目・耳・足」で学んだ知識こそ本物
4 外国へ行ったら「これだけ」は勉強してこい!
●5章 自分をアピールする表現力
1 「他人の頭」で事の良し悪しを決めない
2 「考え直す」と意外なところに正解が!
3 この自制心がないと「教養」が裏目に出る
4 “根も葉もついた話”ばかりでは「いい実」はならない
5 自分に「説得力」をつける最も簡単な方法
6 自分をベストに表現する「言葉の力」の磨き方
7 「自分の名前」はでかく書け
●6章 「一生の財産」となる友人をつくる
1 友人は自分の“将来”を映す鏡
2 どんな人とつき合えば自分は伸びるか
3 自分より「一つ上のクラス」とつき合う法
4 相手を「原寸大」で評価する目を養う法
5 「虚栄心」を「向上心」にまで押し上げる
6 「絶対にできないこと」も、これでなんとかなる!
●7章 自分の力になる「人間関係」
1 相手に喜んでもらえる「人づき合い」の大原則
2 自分に「重み」をつけることが大切
3 グループづき合いで成功する秘訣
4 この「気配り」が自然にできる人
5 “真友”が多く、敵が少ない人こそ「強者」
●8章 「人望がある人」になる
1 「トスカナ式」人間では限界がある!
2 人の「長所」を自分のものにする賢い方法
3 シャープに動く──これが人の心をつかむ!
4 人に「好感を持たれる」ための工夫
5 人に「信用」されなければすべて中途半端に
6 「状況」を頭に入れて礼を尽くす
●9章 「よりよく生きる」ために絶対不可欠な戦略
1 ある年齢になったら“君子豹変する”能力も必要
2 「うまい生き方」には戦略がある
3 「許されるウソ」をうまく使うのも生活の知恵
4 社会では「コネ」も実力のうちだ
5 ライバルを「敵」に回したら自分が損する
6 小さな事だがきわめて大事なアドバイスを一つ
訳者あとがき
限りなく深い愛情と人間智に満ち満ちた「息子への手紙」
●著者フィリップ・チェスターフィールド(Philip Chesterfield)
イギリス最大の教養人、文人政治家。
ケンブリッジ大学で学んだ後、若くして国会議員に選ばれ、幅広い知識とすぐれた弁舌で活躍した。
また、啓蒙思想家ボルテールや、A・ポープ、J・スウィフトら作家、詩人との交遊もつとに有名。
オランダ大使としてハーグ駐在中にもうけた息子への書簡集である本書は、
文学的価値はもちろん、慈愛あふれた「父から息子への手紙」の最高傑作、
人生論の名著として、一千万人もの人々に読み継がれている。
●翻訳 竹内 均(たけうち・ひとし)
福井県生まれ。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威。
科学雑誌『ニュートン』の編集長として、また多くの著書、テレビ放送等を通し、
青少年の科学啓蒙に情熱をかたむけるかたわら、「人生の幸福」について深く探究を続ける。
主な著訳書に『頭をよくする私の方法』『自助論』『向上心』『頭にやさしい雑学読本』
『理科系雑学』(以上、三笠書房)など多数がある。