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花の慟哭 (竹書房ラヴァーズ文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 竹書房
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:夜光花/著 出版社名:竹書房 シリーズ名:ラヴァーズ文庫 LL-76 発行年月:2009年10月 関連キーワード:ハナ ノ ドウコク ラヴア-ズ ブンコ LL-76 はな の どうこく らぶあ-ず ぶんこ LL-76、 タケ シヨボウ タケシヨボウ 4454 たけ しよぼう たけしよぼう 4454、 タケ シヨボウ タケシヨボウ 4454 たけ しよぼう たけしよぼう 4454 「君のいない人生がどれだけつらいか、頭がおかしくなりそうなこの気持ちが、君にはわかる?」特異体質のせいで、幼い頃から研究所で隔離されて育ってきた巴は、その研究所を破壊しにやってきた「組織」の須王に助け出される。しかし、巴の存在は、その組織内でも混乱を招くものだった。組織の者に陥れられ、須王と引き裂かれた巴は、ある医者に再び監禁されてしまう。巴を救えなかった事を激しく後悔する須王と、須王のもとに戻りたいと願う巴。強く惹き合う二人の運命は、嵐のよ
『花の残像』と合わせて ★★★★★
「花の残像」の続編です。続編と言うよりは、残像と慟哭の二冊でひとつのお話ですね。
かならず「花の残像」を先に読むようにお勧めします。

狩りの獲物として銃で撃たれ、生きながら獣人に喰われる巴の囚われの生活はあまりにも悲惨でした。
救い出されてからも、その傷はなかなか癒えることは難しく、巴の受けた仕打ちを知ったときの須王の怒りも激しかったです。
組織内でトップに立った須王ですが、反乱分子の活動や、巴を狙う者の動きなど、気の休まる暇もありません。
そうして起こるヨハンとの最後の戦い。
ヨハンの真意は最後に明らかになりますが、なるほどと思うよりは、深すぎる思いはやっかいだなと思ってしまいました。
とても面白かったです。
待ってました ★★★★★
やっと出た・・・!待ってましたよ、続きが出てよかった!
最初から辛い話になるのはわかってはいましたが、まさかあんな事になるとは思っていませんでした。
序盤から巴の辛い状態です。巴の苦しさがこちらにも伝わります。巴が死を求めた時には涙がしばらく止まりませんでした。その後、助けがあり救われるかも!って時に須王が登場するのですが、その場面と台詞がたまりません、「ぎゃーーー!」と叫びたくなります。
須王と感動の再会を果たした後も、胸を騒がす展開です。
巴が行方不明になる原因を作ったヨハン、美しく優しい蓮、巴と同じ餌の立場の紗江&由紀、皆須王に対していろんな形の愛を持った人達が様々な行動に至ります。その間にもひそやかながらカミラ、杏奈が現れ爆弾のような出来事を表面化させ、ますます混乱を極めます。
えぇ!どうなるのって思いながら進む人々の思いが痛々しくもあり、腹立ちもありで最後の最後までだれる事なくずんずん読み進めていけます。
もちろんその間には須王と巴の愛があります。そちらもお楽しみです。ムフ。
最後まで辛い下りがありましたが、今回のお話も読めて良かったと思います。
待ったかいがあったと思いました。


タイトル『慟哭』に秘められた痛々しい想いたち ★★★★★
待っていました。もう先が気になって仕方なかった。時間的にはそれほど待ったということもないですが、待ち焦がれていた身としては長過ぎるくらいにさえも感じました。

前作『花の残像』ではヨハンの目論見により須王と巴が離れ離れになり……というところで話が終わり、この『花の慟哭』はそれから二年を経た続きになっています。
序盤から巴に対しての痛々しい描写が続き、それまでの経緯と深く傷を負った巴の心に思いを馳せると目を覆ってしまいたくなるような心地にさせられますが、須王と巴の未来を見たいという一心で、先へ先へと頁をめくる手は止められません。
読み進めていくなかで、巴が失った記憶を取り戻すシーンや、須王と再会するシーン、ヨハンと戦闘するシーンなど、多少呆気なさを感じてしまうところもあり、欲を言えばもう一冊に分けてほしかったなあ……と考えたりもします。ただ、もう一冊出ますなんて言われると絶対に先が気になって落ち着かないと思うので、何はともあれ無事に終えていただいて安心しています。
余談ですけれど、今回相模の出番がかなり少ないです。というか、目立ってないです。蓮のいろいろな表情が見られたのは良かったですが、相模との関係も進んだらいいなぁなんて考えていたので、若干残念でした。でもなんだかんだでああいう関係でいるほうが、二人にとってはいいのかもしれません。『花の残像』でも「獣人どうしでは…」と話しているシーンがありましたし。
物語のキーを握るヨハンは今回良いスパイスになっていました。淡々と読んでいましたが、ラスト204頁くらいからヨハンが語り始めた途端に涙が出ました。他の何も目に入らぬほど、己の死すら厭わぬほど、須王の為にと一直線に須王を慕ったヨハンは、本当は幸せだったのかもしれません。
長々と意見を述べましたが、本当に素晴らしい作品なので是非『凍る月』シリーズと合わせて読んでみて下さい。
切ない…… ★★★★☆
序盤から、胸にぐっと来る展開でした。
痛いのが苦手な人にはちょっと辛いかもしれません。
そして須王との再会シーンは本当に良かったと思いました。

前半は巴がかわいそうではらはらして読んでいましたが、
話が進むにつれて今回の話で一番辛いのは須王ではないかと
思い始めました。
ヨハンが絡んだ後半以降、ますますその傾向が顕著になっていきます。
前作では恋人と離ればなれになり、今作ではヨハンとの
相容れない思いのすれ違いなどで、リーダーとしても
同志としても辛い立場の須王の姿がありました。

二人にとってはクリスマスの時期が一番辛い思い出の時期と
いうのは、なんだか切ないと思います。
話としては期待していただけあって本当に面白かったのですが、
個人的にはそうたびたび読み返せる話ではない気がしたので
★を一つ減らしました。
「慟哭」というタイトルが大げさではないと思った話でした。
それぞれの「想い」に胸が張り裂けそうになる・・・ ★★★★★
大好きなこのシリーズ、一気に最後まで読んでしまいました。
この「花の慟哭」は「凍る月」シリーズのスピンオフ作品「花の残像」の続きのお話になります。
ヨハンの企みによって離れ離れとなった須王と巴のその後のストーリーです。

タイトルに「慟哭」とあるように・・・須王、巴、ヨハン、蓮、それぞれの想いや願い、葛藤など、言葉では言い表せない強い感情が胸に突き刺さりました・・・。
特にラストでのある人物の「想い」には、胸が張り裂けそうなくらい哀しくなりました。
この「花の残像」と「花の慟哭」では、獣人の組織の人間達(須王、忍、蓮、相模、ヨハンたち)の側から人間性や内面などが丁寧に描かれていたと思います。
そしてかなり組織側の事情にも感情移入できたので、今後の梁井、光陽、銀たちとの関係もどうなっていくのか非常に楽しみです。
今回も高橋さんのイラストはお綺麗でした。私には表紙の深紅の花が、須王と巴が心から流した血のように感じられました。

「花の残像」のレビューにも書きましたが、私はこのシリーズの愛しい登場人物達の「幸せ」を願わずにはいられません・・・。
そろそろ梁井と光陽にも会いたいですね!