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ルービン回顧録

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ロバート・E.ルービン/著 ジェイコブ・ワイズバーグ/著 古賀林幸/訳 鈴木淑美/訳 出版社名:日本経済新聞出版社 発行年月:2005年07月 関連キーワード:ルービン カイコロク るーびん かいころく、 ニホンケイザイシンブンシ 5825 にほんけいざいしんぶんし 5825、 ニホンケイザイシンブンシ 5825 にほんけいざいしんぶんし 5825 アメリカ経済に史上空前の繁栄をもたらし、歴代の財務長官のなかで最も高く評価されるロバート・E.ルービン。メキシコやアジアの通貨危機、LTCM破綻など数々の難局を乗り切り、ともすれば「大きな政府」を志向しがちな民主党・クリントン政権内に市場中心主義を根付かせたその経済運営は、その名にちなんで「ルービノミクス」と呼ばれ、ウォールストリートはもとより米議会、さらには世界各国の政策担当者から絶大な信認を得た。初の回想録である本書は、自ら陣頭指揮をとった通貨危機との闘い、巨額の財政
世界貧困問題への言及あり ★★★★★
メキシコ、アジアでの経済危機に対し米国は、世界各国は、いかに対応したか。その結果はどうであったか。これら危機の原因は何であったか。それら対応策に関する事後検証。それらに対し実に明解な解説と分析をしてくれています。
本書、ここまでは、どちらかといえば大変よくできたレポートといった感じです。が、最後の第14章、ウォールストリート→ホワイトハウス→ウォールストリートと渡り歩いたかつての米国財務長官が、これほど真摯に世界の貧困問題を考えているのかと素直に感激しました。氏は、米国の都市問題と貧困層問題について考慮したことが、世界貧困問題への考察につながったと述べています。その演繹的な思考力の展開に、天才を見ます。
経済危機に対し、不良債務を抱えた側ばかりに非難が集中し、不良融資をした側の非が、糾されてこなかったことは根本解決に程遠く罪深い、という指摘は正鵠を射ています。目先の漏れ来る水を処理しなければ、船はすぐにも沈没しますが、大元の穴を塞がないことには、いつまでたっても水をくみ出し続けねばなりません。
氏は、常に完全なものは何もない、だから何もできない。ではなく、完全に正しい訳ではないが、現状ではベストに近いだろうという選択、その採、不採の結果を推し量りながら事を進める行動を、その哲学とされているようです。氏の提言には、このように、ビジネスの最前線で培われてきたモノのみが持ち得る実際性があります。
世界の貧困問題に関心をお持ちの方がいらしたら、第14章だけでもご一読いただければ何がしかの益が得られるものと思います。09011
すごい人。読むだけでプレッシャーに耐える練習に。 ★★★★★
「政権に身を置いたという誇りがあまりにも強く、いつまでも過去の栄光に
執着する政治家がいる」なかで、いつでも「いざとなったらここを辞めて全く
違う人生を歩めばよいのだと気軽に考えていた」。民間に戻ってよかったこと
の第一が自宅に戻ったこと。人間としてはきわめて地味で、あまり面白くない
人なのかもしれない。

ただし柔軟な思考力、バランス感覚、経済への洞察は超一流。メキシコの危機
でなにを危惧してどう動くのか、日本はどういう役割を担うべきと考えている
のか、裏話を含め、アメリカのトップの考え方がとても参考になった。

同時に、こういうトップの人たちは、世界の危機にあたって、アメリカの
ホワイトハウスでクリントン大統領をはじめとする数人の間の電話で大筋の
方向を決めて行かなくてはならないのだ、という事実を突きつけらる。
自分だったら耐えられるのかと決断の重さに苦しくなりながら読みました。
意思決定の勉強になる ★★★★☆
2008/1月現在、アメリカでは次期大統領を決定する予備選を実施されています。
もし、ヒラリーが大統領になれば、ルービンの入閣は確実といわれている。
その前に、夫クリントン時代やそれ以前にルービンは何を考え、何をやったのか?
を知るにはもってこいの書籍です。
また、蓋然的に物事を決定するといった事など、意思決定の方法にも少なからず
私自身影響されました。
ページ数は多いがとても良い書籍でした。
合わせて、ボブウッドワードの「グリーンスパン」、グリーンスパンの「波乱の時代」を読むのもお勧めです。
同じような問題が ★★★★☆
最近社会保険庁の問題が取りざたされているが、アメリカのルービン財務長官時代にも、同じような問題があった。省最大の機関である内国歳入庁の業務コンピュータ化がうまくいっていないことがマスコミで広く取り上げられ、大問題となったのである。管理運営面での問題と関連しており、内国歳入庁は、納税者に不必要につけ込む制御不能な機関であるという認識が根づき、議会、マスコミにふきあれた政治的な熱が、理性やバランス感覚を失わせ、拙速な対応が先行してしまう。どのように対処したか、ルービンの姿勢が興味深い。
ウォール街とDCの行き来 ★★★★★
U2のボノにもルービンは会ってるのね、生粋の東海岸の人でHLSに行ったわけじゃなかったのね。典型的な「パワーエリート」と目されるルービンだが、本書ではその謙虚かつ冷めた思考過程に触れることができる。世界経済の13daysとも考えられる南米及びアジア経済危機への対処の経緯も詳述されエキサイティングな読み物である。
リボルビングドアの意義を考える人、金融商品開発側にいる人や志ある行政官には必読かと。