すべての人へおすすめです!
★★★★★
私は、シュタイナーの人智学からシュタイナーという人物を知り
その流れで 子育てにもシュタイナー関連で・・・とこの本に出合いましたが
シュタイナーとは無縁の方々にぜひ読んでもらいたい良書だと断言します!
子育ては自分が経験して初めてぶち当たるいろんな問題があります。
それはとても素朴でどこの家庭でも実はありふれた小さな問題なのでしょう。
でも今の世の中では、その小さな問題が大きな問題へ発展してきているような気がします。
この本は そんな小さな問題で悩む孤独なお母さん、お父さんに
「大丈夫」と見守ってくれる大きな頼もしい存在になると思います。
そして、とても大切なことをやわらかいことばでおしえてくれています。
私は「教育とは自分の教育である」・・・これにつきるとシミジミ実感しました。
今の私の仕事である介護職の現場においても共通する点が多く
どんな仕事をしていようが
人間が生きていく上で必ず通る道であることは確かなようです。
自分が親になり、初めて自分の親のことを想うことがあります。
この本は、自分と親の関係についても見直すきっかけになり しかもよりよい方向へ導いてくれます。
『人間関係』におけるあらゆる角度から考察できる本なので、子育て中であろうが、独身であろうが、関係なくいろんな人に読んでもらいたい本です。
まちがえることはまちがってない
★★★★★
シュタインマン先生はいろんな「失敗」をしています。
衝動や「おなかの感情」で動いてしまって、あとからふりかえる、、、
子育ては日々新しいことの連続で、子どもたちは「間違う」のが当たり前。
さらに家では7人の個性豊かな子どもたちが次々と父親を試してくるし、教室ではたくさんの生徒達がいろんな挑発をしてきます。
シュタインマン先生の奮闘努力する姿が素敵です。
まちがったと思ったら、その瞬間に認めて次にどうするか考える。
シュタイナー教育が追求する「教育芸術」とは、そういうことなのだそうです。
画家が絵を描いていて、絵の中に赤を加えて、違う、これはよくないな、と感じたら、今度は別の場所に緑を加える…
間違いを認め、次の色を探す。そんなプロセスが「教育芸術」なのだそうです。
数々の失敗談、それにどう対処したか、そこから何に気付いたか…
そんな楽しく身につまされるエピソード満載で、お父さんたちにぜひ読んで欲しい本です。