病気ではないですが、
★★★★☆
天野氏の考え方、捉え方がよくわかる1冊。
自己紹介が多分に含まれているのでビジネス書を読みなれている人は、
自叙伝的に読んだ方が楽しめます。
お金持ちの方々が口にすることと根っこの部分は
共通しているんだなと確認できた点や天野氏の口癖が
垣間見られるところは面白いと思う。
普通の人は絶対に読んではいけないような…
★☆☆☆☆
本当に不幸だとか恵まれていないとかどん底の人が読んだら良いと思いますが、
普通以上の人は読んではいけないと思いました。
言葉と言葉の使い方が醜悪で卑しい。
下流の人独特の癖が強く特殊すぎます。
強烈な言葉が多く女性は絶対に読んではいけないです。
ちょっと立ち読みしただけで1ヶ月は気分が悪いですよ。
“奇跡とは、起きている現実を受け入れることによって始まるものだ”
★★★★★
本書を知ったのは、新聞広告(毎日新聞・朝刊09/5/2付)を目にしたのがきっかけであった。
“親に捨てられ養護施設で育った。3度の少年院生活、少年刑務所生活を送っていた一人の男が、出所後、大成功を収め、36歳で47の会社のオーナーになり、いまや世界のカジノホテルのVIPとなり、プライベートジェット会社を運営するまでの大金持ちになった。”という一文に興味を惹かれ(少年時代の経歴がまるで『あしたのジョー』の矢吹丈)、本書を手にした次第である。
正直、本書を手にするまでは単に昔はワルだった著者の成り上がりの内容(ある意味、ホリエモン的な内容)と思っていたのであまり期待をしていなかったのだが、一読してそうした他書とは一線を画し、一節々々の言葉の端々に著者の力強いメッセージが感じられる。
私的に興味深かったのは著者自身物事の判断と行動が早い事や施設時代に小遣いを増やすために知恵を絞ってメロン栽培で成功を収めた事が著者にとっての今日の礎を築くきっかけとなった事だ。
また、著者自身が自らの体験を通して客観的な成功哲学を述べておられるのが印象的で本書を通して成功者とそうでない人との違いについても最も単純かつ根本的な部分として取り上げており、金持ちになりたくてもなれない人にとって(自分もそうであるが)何故金持ちになれないかがよく理解できる(私自身、なれない理由についても本書の項目によく当てはまっていたので納得できる)内容となっている。
特に世間の一般常識や概念についても異を唱え、世間が同じ方向に向いている時ほど、物事を引いて考える事や“人生は楽しんだモン勝ち”という考え方の裏にある「百パーセント、今、そこに、自分の気持ちが存在しているか?」の意味についても納得できる。
最も印象に残ったのは著者自身も不遇の時に安易に奇跡を信じ、現実がイヤで、奇跡が起こって何もかもが変わることを願っていた時期があった事だ。多かれ少なかれ同様の事を願った人(特に何もしない人ほど)は大勢いるだろう。私自身、感銘を受けた言葉が
“実際には現実を否定している時に奇跡は起きなかった。奇跡とは、起きている現実を受け入れることによって始まるものだ”
この一言は私にとっても大きく心に響きました。
病気を治さないと
★★★★★
私の主人は、仕事が出来て、結構有名だけれどもなぜか貧乏。
主人に読んでもらおうと買いました。
思い当たる節がいっぱいありました。
そして、主人が気付かないところを気付かせてあげるのは私の役目なのかもしれないと思いました。
世の中には、今まで普通だと思っていたけれど、おやつを親におねだりできない子供がいるんだ。毎日果物を食べることが出来ない子供が沢山いるんだと改めて知りました。
子供って果物が大好きで、私の子供も、毎日バナナを食べています。
そういうところから、与えられなかった分を与える側に立たれたところに大きな力が働いているのだと思いました。
私は今日も、保育園に行く前に息子を抱きしめて、「お母さんの一番大切だよ。」と言いました。
でも、息子が大人になると、私は、もうそんなことはできません。結婚して、奥さんにそう言ってもらうのが幸せでしょうね。
奥さんの働きは大きいと思います。
主人の病気を治すには、私も何とかしないといけないみたい。
と、奥さんのあとがきを読んでおもいました。
天才の定義
★★★★★
読みはじめてすぐに涙、最後は又、泣きながら読み終えた。
お金にまつわる本で、こんなに感動する本に出逢えるとは思わなかった。
人生の中で、一番最短時間で読み終えた本でもあろう。
天野氏は、両親に認知されず孤児院で育ち、小学生時代からビジネスの才覚を示す。
同時に度々の脱走を繰り返し、やがて暴走族のリーダーとなり、少年鑑別所、少年院
少年刑務所に送られる。
この本を読んで、顔をしかめる部分がある人も多いだろう。
天野氏は、天才起業家と称されることが多いが、まさに天才なのだと感じた。
私なりの解釈では、秀才は、学校や会社、社会などある一定の枠組みの中で才覚を現し
貢献するのに対して、天才と呼ばれる人々の多くは、常識という枠組みを超えてその力
を発揮する。
その為、常識を重んじて生きている一般人からは、『非常識で奇異な存在』として移り、
又、『類稀な才能へのやっかみ』などの感情も加わって、非難中傷を浴びることも多い。
モーツアルトもマイケル・ジャクソンも、その代表だろう。
しかし、彼らは、そうした自らの辛い経験から殺伐とした社会を知覚し、社会の不条理を
変える力を獲得して、己の糧にしてしまう才覚をも備えている。
彼もまた、社会の厳しさに負けることなく、出所後は、ビジネスリーダーとしての才覚を
現してゆく。
移動には、プライベートジェットにプライベートヘリ、リムジンを利用され、昨今では、
世界平和の旗を掲げ、国際的な活躍もなさっている。そうした功績が認められ、昨年は、
東久邇宮文化褒賞を受賞された。
長引く経済不安の中、自殺者も後を絶たない昨今。
そんな時代背景の中で、誕生したこの本は、マイナスをいかにプラスに転じさせることが
出来るか?という天才の叡智とパワーに満ち溢れている。