ヨーロッパの現代建築を国別に写真と文章で紹介するシリーズの第２巻で、今作では、ドイツ、オランダら中欧７カ国の建築が紹介されています。第２巻の特徴ですが、レムコールハースがオランダ出身であることに代表されるように先端を行く建築家が多く出ている地域であり、一見しただけでは奇怪に見える建物や建物間をブリッジで結んだり、通路が空中ブリッジになっていたりという物件が多く、写真を眺めているだけで楽しくなる建築物が数多くあります。また、ヨーロッパという地域を反映し、美術館やコンサートホールといった文化的な建物が多いのも特徴でしょうか。また、ベルリン再開発といったミレニアム事業に関する物件も多く、想像した以上に、先端をいった物件が多いのだなあと思わされました。写真もその物件の特徴を捕らえた物になっており、著者の文章と合わせて見ていると、知的刺激を味わえる本です。

現代ヨーロッパ建築が好きな人にはお勧めです。
各国(ヨーロッパの中西部)の現代建築が紹介された本です。
中身は、建物ひとつに一枚の写真がつき、簡単な説明文で紹介されています。
説明文には、関連するようなほかの情報も記載されていて、結構読み応えも
あります。

写真をみて興味が沸いたら地図も掲載されているので、実物を見にヨーロッパに出かけてみてはいかがですか？
建物探訪の参考にもなりますよ。