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日本人がコンピュータを作った! (アスキー新書 154)

価格: ¥780
カテゴリ: 新書
ブランド: アスキー・メディアワークス
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開発者本人にきく裏話とドラマ ★★★☆☆
Eniac の時代からマイコン時代までのコンピュータ開発にたずさわった 10 人の日本人にインタビューしている. 本人にきくと,いろいろな裏話がでてくるところが,単なる 「歴史書」 とはちがうところだろう. そこには,TAC 開発のグループが分裂した話,その一方からでてきたパラメトロン計算機の開発者である後藤英一氏の話,TAC 開発をつづけたグループの和田弘氏の「パラメトロンは [中略] 速度が遅いから,実用価値は乏しいと思っていました」 という話など,ドラマもある.
先人達の熱い思いを受け継ぐ技術者は日本に残されているのか? ★★★★★
つい最近、日本におけるパソコンの歴史を書いた『僕らのパソコン30年史 ニッポン パソコンクロニクル』翔泳社を読んだばかりだけど、引き続いてコンピュータ自体の開発の歴史を読んだ。
コンピュータの開発に携わった先人たちのインタビューを中心に、困難な技術的な壁をどうやって彼らが乗り越えて来たのかを、淡々と、でも熱く、著者は描いている。
元の本は『計算機屋かく戦えり』。ここからピックアップしたとのこと。10年以上前に読んだけど、改訂版も出てるようなので改めて読んでみたい。

国産コンピュータが稼働してから、50年以上になるが、私の子どもの頃のコンピュータは性能こそ向上してはいたが、まさに部屋いっぱいの機械に囲まれたイメージ。バビル2世の部屋って言ったら分かりやすいかな。それが今やパソコン、スマートフォンなど、手のひらにおさまる時代が来た。
しかも、それを作っているのはアメリカを除けば、限られた国。その一つとして日本が生き残っているのは、ここに取り上げられている方々の努力とコンピュータ開発にかける情熱のおかげだと思う。

日本が、まだまだ技術の国として、生き延びていくために、彼らのDNAを受け継いだ技術者たちに、事業仕訳なんかに負けずに頑張ってもらいたい、そんなことを思わせられた本だった。

日本人であってよかったと思いたい ★★★★★
今やコンピュータの分野ではかなり後れを取っている日本ですが、そのコンピュータの起訴は日本人が開発していた…!というノンフィクション。

戦後から資金繰りや弾圧、プレッシャーの中でアイデアを出し、アメリカに対抗していった日本人の底力というものがこの一冊に込められています。

この本を読んで感じたことは、革新につながることを前にしたら、目の前の些細な問題など、取るに足らず、突き進むことが重要なのではないか?という事でした。「これはいける!」と思った時、同志を募り、説得し、突き進む努力が必要なのだと思います。