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ダメな女 (光文社文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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 「タイトルを見てどきっとしてしまったあなた。あなたはたぶんダメな女ではないでしょう」という一節がある。思わずニヤリとさせられたり、自省したり、深く考えさせられたり、いろいろな読み方ができるだろう。

   本書は、鋭い観察眼で知られる作家・村上龍が女性誌に連載したエッセイを集めたものだ。女性の「あり方」について、ファッション、ショッピング、ビジネス、海外旅行など、あらゆるシチュエーションで出会った女たちを例に挙げながら、魅力的な人とそうでない人について書いている。とはいえ、「いい女」「ダメな女」を安易に定義するものではない。著者が最も嫌悪している(と、思われる)「曖昧で甘えが蔓延する日本の村社会」に生きる女たちへの警鐘がここかしこに秘められている。

   サッカー、ワイン、ドメスティック・バイオレンス、援助交際、ブランド品、構造改革…。話は縦横無尽に広がり、現代の日本を鮮やかに映し出す。女性論という体裁だが、切れ味のいい現代日本文化論になっている。

 「年をとるということは何かを失うのではなく、何かを知るのだ」「仲間は決して友達ではない。努力も緊張感も必要ない仲間より甘えのない友達を作るほうがむずかしい」など、各章のタイトルはアフォリズムの宝庫。前向きに現代を生きる女性たちにおすすめしたい。(齋藤聡海)

賛否両論 ★★★★☆
村上龍さんが大好きな人にはこの本が理解できるかもしれません。いい女なんてこの世にはいない。いい女になろうと何かを探して頑張っている人に読んでほしいです。いい女になろうと何かを探すよりも、早く自分らしさを見つけた方がいいかもしれません。人まねでは幸せにはなれない。何をしたいか悩んでいる人に読んでほしいです。少しはヒントになるかも。
ダメな女 ★★★☆☆
‘ダメな女’をテーマに、女性週刊誌に連載されたエッセイである。

結論からいくと、村上龍はダメな女像をはっきりと明言していない。
掃除が出来ない、料理が作れない、金遣いが荒い、仕事人間、気遣いが出来ない。
このような女はダメだなど一言も言っていない。

村上龍の作品に出てくる女は個性的な人が多い。

ただたまたま‘ダメな女’などという大袈裟なタイトルなだけであって、ライトな感覚で読むものだと思う。

ただ、龍さんの言うように、選べる立場でいれる自立した女になりたいとは思う。
気乗り薄が見え過ぎて ★★☆☆☆
この「ダメな女」
どうなんだろう。僕は村上龍の小説は、それほどたくさんは読んでいませんが、だいたい、感心し、面白がり読み終えた、記憶がある。
でも、この本はあかんかった。
何だろう。村上龍自身がこのテーマを喜んでないなぁ、という感じがしていかん。
だから、何だか関係ないことばっか言っている(と言ってもなんとかそれなりにまとめてはいますがね)。
もちろんここには面白い話もありますよ、でもなんちゅうか、全体として流れがあまりにもなさ過ぎる。気乗り薄があまりに見え過ぎて。。。。
うーん、だから、最後まで行かんかった、珍しい本です。
だから、評価、できんのですね。
満足度3を入れましたが、これは違います。本当は、評価できない、です。でも評価なしは許してくれないシステムのようなんで、仕方なく2を入れました。本当は、評価できず、です。
あまりいいできの本ではないですね。
僕はひょっとしたらダメなヤツかもしれない。そして、あなたも。 ★★★☆☆
ダメな女というものが僕の中ではっきりとした存在であるわけではなく。

ダメなヤツというものの存在もまた同じであると思う。

仮にダメな女がいるとして、僕やあなたとどれほどの差があるんだろうか?
いや、そんなに差はないはずだと思う。

僕はひょっとしたらダメなヤツかもしれない。そして、あなたも。
村上龍経験者向け?? ★★★★★
まず、これは村上龍を初めて読む方には不適切かと思われます。特に女性はおそらく反感を持つでしょう。でも、「全ての男は消耗品である」のシリーズを読んだ後にはこの本に対する感じ方は、がらりと変わると思います(もともと彼は女性に対し、好意的なのです)村上龍さんは僕達が耳をふさぎたくなる、ある種の真理を、ある時はエッセイというカタチで、ある時は小説というカタチで伝えてくれます。昨今、耳あたりのよい「日本人論」や毒にも薬にもならないようなコメンテーターなる輩の無責任な発言が横行する中で、村上龍さんは、意見が分かれるところではありますが、ある意味「誠実」な人だと思います(もっとも、「誠実」なんて本人に言ったら顔をしかめるでしょうけどね)