また、この物語で描かれているギリシャもなかなか興味深い。今までの私のイメージとは大分違っていた。
読み終えたとき、感動し、そしてなんだか胸のすく思いがした。なにかを学んだような気がする。
宮本作品の土台を築いている、仏法の説く「永遠の命とは?」を、この作品は教えてくれています。
土に水が染み込んでいくような感覚で一気に読むことができ、再生への扉をあけることができた、宮本作品の最高峰です。