プレジデント編集部が20名以上のトップに自らの時間管理術を取材したものをまとめた一冊。
面白いのは少なくない人が「あなた、実際そんなに働いてますか？」という問いかけを行っていること。極端なトップだと「一般的に実質的な仕事をしているのは一日2時間程度」とバッサリ。ようはそのほかの時間は無駄に過ごしてますよ、ということだ。そしてほとんど全ての人が言っていたのが「視覚化しなさい」ということ。要は皆大して自分のことをわかってないでしょう、ということ。でもおっしゃる通りなので反論できません。
読んだ人がそれぞれ「この人のスタイルは自分に合いそうだ」とか「こんな過ごし方があるんだ」と幾つもの発見が出来るし、いいとこどりが出来る本。
ただ面白いのは、もうオッサンになってしまっている人たちの時間術を取材しているので若い人向きではないんじゃないかと感じること。なぜならほとんど全てのトップが「朝まで飲み歩くのは○○歳でやめた」と言っている。つまり彼らの若い頃は派手に遊びまわしてたってことなので、悟るまでは遊び倒しとくのが間違いない・・・と教えられた気もします。

年末今年を振り替えるのに、また来年の計画をたてるのにいいのじゃないかしら。
いろんな社長の時間の使い方が図で示されていて分かりやすく、
その中から自分に合ったもの、できそうなものを選べます。
また、いろいろな社長の共通するところもみえてきます。
私は第三章が特によかったです。

ex1）違い
奥谷さん：p.34「私にはオンとオフをしっかり分けたいという気持ちがないので、
家では絶対仕事をしないとか、この日はまったく仕事をしないということはありません」
臼井さん：p.149「週末の一日か半日、予定を決めずにぼんやりと過ごす時間をつくる。
そうすると、月曜日から張り切って仕事をする気分になれる」

ex2）共通項
日常的な業務はルーティン化する。
目標・期限を決める。時間を細分化（大枠だけでも）する。

■感じたこと
多くの人の時間管理術が書いてあって、比較できよかったです☆
自分の経験では、あまり事細かに予定を決めるとうまくいきません。
最近、自分のイヤなやりたくないことは、なるべく早めに手をつけて、
最終期限の前にいくつかリミットをつくるとうまくいくな、と感じます。

良かったです