この本で、目立つところは、実際の企業の財務諸表を用いての企業分析でしょうか。トヨタVS本田VS日産、セブンイレブンVSローソン、倒産した企業の予兆を、数年分の財務諸表から読み取る等、興味深い事例が多かったです。
キャッシュフロー計算書を含めた財務諸表や勘定科目の説明は、知っているという前提の本です。
最近は「上司にはこう対応しろ」「こういわれたらこう切り返せ」など様々なハウツー本が売れていますが、そんな世渡りの浅はかな仕組みよりもずっしりと重い本を読んでもらいたい。
とはいってもいきなりそれは無理でしょうから、この本のように厳選された内容を手軽に読める本がいい。
会社に関係するするひとはできるだけ早く抑えておきたい本です。
大分仕事の感覚が変るでしょう。