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拉致と核と餓死の国 北朝鮮 (文春新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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北朝鮮の飢餓は、金正日による意図的なホロコーストか?−−在日朝鮮人必読の本 ★★★★★
 この本は、朝鮮問題のエキスパートで、かつて、『赤旗』の特派員として、平壌で生活した体験を持つ萩原遼氏が、自分と朝鮮の関わりを回想した第一章に始まり、小泉首相の北朝鮮訪問についての厳しい総括と、北朝鮮で起きた飢餓の原因についての分析を展開した、注目すべき一書である。
 萩原氏が回想の中で語る、日本の「左翼」と北朝鮮の深い繋がりや、小泉首相の北朝鮮訪問の愚かさの指摘も貴重であるが、何より衝撃的なのは、北朝鮮で起きた飢餓は、金正日が、自身に敵対する人々を抹殺する目的で起こした、意図的な飢餓だったのではないか?とする、著者の考察である。−−これは、仮説であるが、余りにも衝撃的な分析である。−−この本が、若い在日朝鮮人の読者に読まれる事を期待する。

(西岡昌紀・内科医)
第3章が白眉 ★★★★☆
北朝鮮関係の著作や発言を積極的に行っている著者の手による書である。一頃に比べて一段落したとはいえ、正直、北朝鮮関係の書物の洪水には食傷気味であり、玉石混合ぶりには辟易していた。
これまでもこの著者の書を何冊か読み、とても面白かったので期待をして手に取った次第であった。

その内容であるが・・・

第1章はこれまでの著作にも触れられている内容であり、特に目新しいものはない。

第2章はこれまでの日朝関係について様々な側面から検証した章である。節ごとに内容がほぼ独立しており、読みやすいと言えるが、まとまりがない感もある。ただ赤旗の平壌特派員をしていただけあり、分析は鋭いものがあるし、戦闘的といえるほど遠慮会釈なく鋭い舌鋒を発揮している。

第3章は金正日の意図を読み解こうという試みである。これがこの書の白眉である。外から見れば不合理にしか見えない北朝鮮の施策が金正日の保身という点から見ていけば非常に合理的に説明できる。

この書に限らず、些か攻撃的すぎる部分も目立つ著者であるが、半可通でない知識と経験を基に独自の視点で日朝関係や北朝鮮を鮮やかに解き明かす腕前は健在である。

目を覆いたくなる現実。強い文調。 ★★★★☆
赤旗新聞の元記者と聞き抵抗感を持ちながら読み進める。
最初の「わが青春の北朝鮮」はちょっと時代感覚があわずつらかった。
が、第二章以降は強い文調で事実と主張が続く。実際に平壌に住み、暗殺されかけたという体験の持ち主であり、迫力があった。
幅広い方に読まれていい著作と感じた。