インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ドクター・ヘリオットの毎日が奇跡(上) (集英社文庫)

価格: ¥800
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
ヘリオット先生の4番目の年代記 − 変わるもの、変わらないもの ★★★★☆
本書はヘリオット先生の年代記の4番目にあたる。1番目は「ヘリオット先生奮戦記」(早川NF文庫)、ヨークシャーで獣医を開業してから結婚するまで。2番目は「ヘリオット先生の動物家族」(ちくま文庫)、結婚してから戦争で徴兵されるまで。3番目は「Dr.ヘリオットのおかしな体験」(集英社文庫)、軍隊時代のエピソードと過去の回想を交えて描く。本書はその続きで、除隊したヘリオット先生が、ヨークシャーに戻って来たところから始まる。

本書では、時代の変化がうかがえて、これまでのヘリオット物とはやや雰囲気が異なる。帝王切開やペニシリン、人工授精などの新しい医療が出現するが、過渡期ならではの悲喜劇も描かれる。2児の父親となったヘリオット先生の、神経質な親バカぶりにも微苦笑。また、”悪童”のトリスタンが巣立ってしまい、あまり登場しなくなったのも寂しい。さらに、『羊と船でロシアへ行く』、『牛と飛行機でイスタンブールへ行く』と、”国際的な”エピソードが2件も含まれているのも、かなり毛色が変わっている。

一方、人間と動物に対する真摯な暖かさと優しさ、ユーモラスでほのぼのとしたタッチといった、ヘリオット物の芯となる魅力は、今までと全く変わらない。私なら本書の邦題は「変わるもの、変わらないもの」と付けるだろう。
面白い! ★★★★★
電車で読んでいたら,笑いがこれえられなくなり,
噴出してしまうところが,いくつかあります.
もちろん周りの人からは変質者扱いですよ・・・気をつけなければ!
自分にとっては,がんばるヘリオット先生のブザマな姿がツボなんです(笑)

でも,そんな一方で,獣医という仕事で直面する生死についても描かれています.

生きてる事,それ自体が奇跡なのかもと考えさせられます.