覚悟を決めたアリサ、大人な烈
★★★★★
物語が大きく展開する2巻です。
死鬼への複雑な気持ちを人知れず抱くアリサ。
そんなアリサの気持ちに烈が誰よりも早く気付くシーンは、
せつなくて胸がぎゅうっとなりました。
アリサのことが好きだからこそ、気付いてしまった。
つらいはずなのに、そんなアリサを烈はそっと見守ります。
大人だな〜ってほれぼれしました。
『イブの眠り』、物語の始まりでは、烈とアリサの二人の関係が
大きく扱われるのかな?という印象だったのですが、
全3巻(文庫版)読み終わると、
烈のことはサブで終わってしまっているのがさびしいです。
烈があまりにも素敵な男の子なので。
体はちっこいみたいですが、賢く強い心を持っていて、
個人的にすっかりやられました。