こんなに穏やかで人情味溢れた素晴らしいストーリーを始めて読みました。
今の世の中で失われた「貧しさの中の幸せ」、「家族の絆」、「思いやり」など
この大家族の貧しささえ羨ましいものに思えます。今の世の中では体験できない
金銭の豊かさに掻き消されてしまった、人間の心の豊かさをこの話は伝えてくれます。
江戸時代の話であるから、そんなことも有ったのだろうという気持ちになりますが、
現代の話に置き換えることが出来ないのが残念です。
心の洗濯にご一読あれ！

内容は書きません。

大家族で育って、今は一人暮らしをしている人。
家族愛に恵まれなかったが、本の中だけでも体験してみたい人。
義理人情に熱い人。
義理人情ってなに？それ食べられるの？って人。
親孝行してきた人。
親孝行出来なかった人。
将来温かい家庭を築きたい人。
温かい家庭を持っている人。
人間が嫌い。社会が嫌いな人。
死んでしまいたい人。
でももう少し頑張って生きてみようと思う人。

そんな人に読んでもらいたい。