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盗まれたフェルメール (新潮選書)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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事実史 ★★☆☆☆
タイトルからミステリーを連想してしまい、読むにつれて事実史と実感。
なぜ、絵画が盗まれるのか、歴史的価値がもたらす影響力などを紐解いてくれる一冊。

あえて盗まれたフェルメールというタイトルにする必要性を感じなかった。
為になる ★★★★★
とっても為になる本。何故日本でフェルメールが人気があるか。(もちろん海外でもそうだが。)何故フェルメールばかり盗まれるのか。それも何故同じ絵なのか。

美術品を、芸術としてのみならず、高価な動産とみなす西欧では、昔から絵を資産としてみなす習慣が広くあったため、有名絵画は盗難に遭いやすいらしい。

民法を勉強すると、まず最初に善意の取得と悪意の取得を習うが、日本の民法の特異性のため、盗難した絵画が日本に眠っているとの誤解があるらしい。

などなど、いろいろと為になる本。フェルメール好きには必読の書。
盗まれていないフェルメールについても詳しく書かれている ★★★★★
フェルメール自身どころかフェルメール作品自体に関する記述は少ないです。
フェルメール作品の所有者(の変遷)について詳しく書いております。
一般に、日本の即時取得(民法192条)制度故に、日本に盗品が集まる事が多いそうです。
盗まれたフェルメールも日本のどこかにあるのでしょうか?
お金持ちも、大変なんだな ★★★★★
名画盗難なんて、小説や映画しか知らなかったけど、ほんとうにいるんですねえ。盗みにはいる連中が。しかも、あっさりやられてしまうから、くやしい。ガードナー美術館の壁の写真が、とてもいたましい。空っぽの額が、そのままかけてあるなんて。
著者のことは、よく知りませんけど、とてもよく調べていて、文章も明快です。美術の知識がなくても、裏舞台が、手に取るようにわかります。下手なミステリーを買うくらいなら、こちらを選んだほうが、無難かもしれない。新聞や雑誌では、伝わってこない、裏の事情が読めるし。名画を飾っているお金持ちも、大変なんだな、とため息もつけます。
盗まれたフェルメール ★★★☆☆
なぜフェルメールの作品が連続して盗難の標的にされるのか。盗まれた絵画はどのように処分あるいは買い戻されるのか。そうしたからくりを動機・金の流れに注目しつつ整理した著作。絵画盗難に対する認識をがらりと変えてくれる。フェルメール以外の絵画の盗難についても網羅的に説明されている。
特に著者は「盗品を買い集めた地下美術館」の存在に懐疑的な姿勢をとっており、その論証には説得力がある。そのほか盗難によって傷つけられた作品の修復の過程などの記述も面白い。ただ、著者個人の取材によるところが少なく、「絵画盗難の一般論」に終始しているという点でやや物足りない気もする。
盗まれたフェルメール4作品が巻頭にカラーで掲載されており、読者への配慮がゆきとどいている点は評価したい。