またまた、泣ける
★★★★☆
カレー屋に行った話もすごーくおもしろかったけど、スイカちゃんとの切ない話は、なみだをジャージャー流しながら読みました。私も男子だったら、スイカちゃんに恋をすると思う
なぜなんでしょうか
★★★★★
なぜか、どうしてか、ほろりとしてくるんです。この本読んでいると。
温泉に行って、ストリップを見て外人の「さわりたくない」おっぱいさわったり、熱海の温泉のHな博物館に行ったりと、おバカな旅行をしてますが、でも死んだ友人の供養に実家を訪ねていく旅なんか、妙に泣けるんです。全体をとーてし、表題通り、脱力感に溢れていて、でもその脱力感って、どーでもいいですよ〜的な脱力感じゃないんですよ。
オーケンって生きるってことに凄く真剣な人なんです。真面目な人なんです。だから脱力感の中にも、どこか悲しく、儚く、愚かで、つまり人間の「生」というものが詰まっているんですよ。そんなセンチメンタルジャーニーなんじゃないのかなぁ。この旅は。すこしそんな気分に浸りたい人オススメです。ああぁ人の一生って、という感傷に浸りたい人は池田貴族さんのお墓参りにいく章だけでも読んでみてください。ほろりときますよ。
傷を見せる
★★★☆☆
2001年の単行本の文庫化。
『小説新潮』連載の「オーケンの行けばわかるさ」をまとめたもの。
熱海でスイカ割りをしたり、栃木で中国拳法の試合を見たり、ソウルにアカスリに行ったりと、こんなのがよく『小説新潮』に載っていたなとあきれるような脱力世界。
しかし、オーケンの著作の中では、本書はわりと暗め。みずからの傷口を見せるような章が多い。興味深いけれど、良くない方向だと思う。あんまり私小説的にはなっていって欲しくないな。
さくさく読める★
★★★★★
オーケンのエッセイは何でこんなに面白いんでしょう?それは、皆が見ようともしていないものをオーケンは面白がって見てみる。そこからきているのではないでしょうか?オーケンの本は全部読んでるのですが、この本はその中でもかなり面白い!と思いました。是非。
詩人オーケン
★★★★★
悩んだら旅に出よう。
センチメンタルな話もあり、オーケンワールドに包まれることでしょう!
著者を知らない人も旅好きであればどっぷりはまれます。