ずいぶん遠くなったあの頃、のことです。
★★★★★
主人公たちの世代だったころなんて、
もうずいぶん昔のことなのですが、
ページをめくるたびに、
なんともいえない懐かしさを感じてしまったのは、
私だけではないと思います。
インパクト勝負の話が多くなってきているこの頃、
淡い感じの絵の色と、これまた淡い恋心の話が、
とてもよく合っていて、ホロッとさせられます。
個人的には、68-69ページの、
主人公・山田のりえさんが、
電話をかけるあたりが、気にいってます。
では、あの頃に帰りたいか? というと、
あの頃は、振り返るだけで充分ですな。